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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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 そして自分は三人に話を聞く。
「でも何でレミリィ達が博礼神社に来たんだ?」
「あぁ、それはね、アンタに関係する事だから」
「あぁ? 俺に?」
 レミリィはそう言って静かに頷く。
「そうよ。歓迎会でもしようと思ってね?」
「それは嬉しいなぁ」
「そうでしょ? 明日、昼頃に行うから、魔理亞、霊夢にも言ってね?」
「おう、分かった」
 自分がそう言うと、魔理亞が自分の元に戻って来る。
「よぉ? 戦いは終わったか?」
「あぁ、レミリィ達のお陰でな。後明日俺の歓迎会を昼にするそうだ。お前も来るか?」
「あぁ、行くぜ。蒼魔館の料理は美味いから好きなんだ」
「そうか」
 自分がそう言うと、滓歓喜が目覚める。
「此処は……?」
「お前……滓歓喜、お前は此処で死ぬか、元の世界に帰るか? どっちがいい?」
「あっ? 目覚めてそうそう何なんだよ? そりゃ元の世界に戻りたいぜ、だから早くこの拘束を解け」
「無理だ、それなら条件がある、『あの人』って何者だ? 何で俺を殺害しようとしている?」
 自分がそう言うと、滓歓喜は静かに答える。
「そりゃ……『『あの人』自身が唯一の『スタンド』使いだったのに、手違いでお前が『スタンド』使いに目覚めた』からだろうが。『スタンド』使いは二人も要らないからな」
「はぁ? それなら何で今迄の俺を襲った存在は皆『スタンド』使いなんだよ……?」
 滓歓喜の発言に不思議がっていると、滓歓喜は答える。
「知るかよ? おら? お望み通りの話は出たか? さっさと拘束を解けって」
「…………」
 釈然としないまま自分は滓歓喜の拘束を解く、そして滓歓喜は走って自分の目の前から消える──そしてレミリィ達が去った後、自分は霊夢に歓迎会の話をして、寝床に布団を敷いて、布団の中に潜り込み、寝る事を考える──『『あの人』自身が唯一の『スタンド』使いだったのに、手違いで俺が『スタンド』使いに目覚めた』から……? 一体どう言う事なのだろうか? そう考えている内に自分は寝てしまう──

 第十八章 鈍足なる鈍行 完

 第十九章に続く──

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