完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*17*

 自分は背後の男性を見つめながら『何か』に気付いた、よく見ると背後の男性の背後に体は細く、針金の様な細さの人型の『何か』が其処に存在しているを確認出来た、その人型の『何か』の右手が自分の脇腹を貫通しているのを理解出来た。
「な、何なんだ、その針金の様な細い『何か』はッッ!?」
 自分はそう言って、背後の男性を対面にして、その場で膝から崩れ、その場で寝転がりそうな程体を低くして、背後の男性に言う。すると背後に居た男性は不思議そうな声で自分に言う。
「おいおい……まさか『それ』さえも忘れたのか? それは驚きだなぁ……これは『スタンド』という物だ、簡単に言えば人間等、生物の精神力を具現化した物、と考えれば良い……」
 背後の男性がそう言うと、『更に』と言って、付け加える。
「『スタンド』という物は『スタンド』を見える『スタンド使い』という人物にしか見えない──もしもそこに寝ている少女が『スタンド使い』に目覚めたなら、俺の背後にいる『スタンド』がお前の脇腹を貫通した事が分かるだろうな──そしてお前は『針金の様な細い『何か』』と、言ったよな? つまりお前も『スタンド』が見えているから、『スタンド使い』なんだよ」
 背後の男性に言われて、自分は驚く、まさかこの鉄鎧を纏った見た目の『何か』は『スタンド』という存在だったのか……自分はそう思いながら鉄鎧を纏った見た目の『何か』──『スタンド』だ──を出して、背後の男性を睨む。
「そうか……そんな事を知っているのなら、俺がこの世界に来た理由も知ってそうだなぁ?」
 自分がそう言うと背後の男性が言う。
「あぁ、知ってるぜ……お前が俺に勝ったら教えてやるよ?」
 自分は背後の男性の言葉を聞いて、『スタンド』を背後の男性に向かわせた──

16 < 17 > 18