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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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「行け! 『スタンド』よ! 奴と戦い、勝利しろ!」
 自分はそう言って、『スタンド』を前に飛ばし、自分の『スタンド』で背後に居た男性を殴る、ポカッと可愛い音が出そうな程、弱い拳だった。
「えっ?」
「ん? あんまり痛くない……? と言う事はお前の『スタンド』は攻撃タイプではない……? それなら楽勝だぁ! 俺の『スタンド』はコンクリートさえ頑張れば壊せる! お前の場合は攻撃が苦手なタイプかもしれねぇなぁ!」
 何だと!? そんなにパワーが無い『スタンド』なのかよ、自分のは! 自分はそう思いながら『スタンド』を後方に移動させようとするが、相手の『スタンド』の攻撃の方が早く、相手の『スタンド』は自分の『スタンド』の顎に、左アッパーをぶつける、その瞬間だった、自分の顎に謎の殴打のダメージを受けてしまう、は、はぁ? 何が起きているんだ? 『スタンド』が受けた攻撃を俺も受けた? 何で? 自分はそう思いながらその場で、膝をつく、中々重い一撃を顎に食らい、少し頭がくらくらした。
「あぁ、そうだ、言い忘れていたよ、『『スタンド』が受けたダメージは自分にも食らう』から、気をつけた方が良いよ? と言っても聞こえているか分からないけれど?」
 背後に居た男性はそう言って自分を見つめる、成程、まるで一心同体の物ってか……自分はそう思いながら深呼吸をする、じゃあ英田採光との攻撃は小さなダメージが蓄積しただけか、と判断して、呆れる。自分は何とか起き上がって、背後に居た男性を見つめながら、どうやって倒すかを考える──

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