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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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「え、えーと……アンタ、記憶が無いのか?」
「はい、そうですね……此処は初めて見た風景なので……」
 穿通の言葉を聞いて、自分は驚く。
「成程……それじゃあ『スタンド』は知っているか? 背後霊みたいな……?」
 自分がそう言うと、穿通は自分の『スタンド』を登場させる。自分は穿通の『スタンド』を見ながら穿通に言う。
「お前の能力、一体何なんだ? 貫通した感じだけど」
「あぁ、自分の『スタンド』能力は『右手で触れたモノを貫通させる』能力です、貴方は?」
「俺か? 俺はまだ目覚めたばっかの『スタンド』使いなんだよ、これだけは分かる、俺の『スタンド』のパワーは低い、と」
「そうなんですか……それじゃあ自分は自宅に帰りますね、何か勘違いして攻撃してしまいすいません……自分じゃ貴方に対して、何も力になれなくて……」
 そう言って穿通は自分の目の前から離れる……『幻想卿』は出られない、と言う事を話そうか、考えたが、まぁ、戻ってきた時に話すか、と思い、そのまま前に進む穿通を放っておいた──

 それにしても穿通は『此処に来たのは初めて』、『間違えて貴方を攻撃した』と言った、つまり『俺が倒したから記憶が飛んだ』、とか? もしくは『負けたら記憶を消す能力の『スタンド』』とか存在する、ってか? いや、流石に後者は無いだろう、絶対前者だろう、まず記憶を消す『スタンド』とか聞いた事が無いからな……自分はそう思いながら何か忘れている事に気付くが、何を忘れているか、分からないまま、霊夢にお茶を注文する──

「輪廻……私の事を忘れるんじゃねぇー!」
 魔理亞は濃い森林の中、そう言って、怒声を上げる。そしてプンスカ怒りながら博礼神社に戻る、そして魔理亞を忘れていた自分は『あっ』と言った後、魔理亞にボコボコにされたのは言う迄もない……

 第二章 鉄鎧をまとった見た目の『何か』の正体 完

 第三章に続く……

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