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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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「ふむ、美味い」
 自分はそう言って、目の前のお皿に乗っている料理を静かに食べる、とても美味しく、頬が落ちそうだった。
「それは良かったわ」
「そうか。それにしてもレミリィ達の能力って何だ? プランドールは何だか破壊系の能力に見えたぞ?」
「えっ? あぁ、説明していなかったわね、私の能力は『どんなモノでも破壊する』事が出来る能力よ……ただし、右手で触れないと破壊出来ないけど」
プランドールの能力説明を聞いて、自分は青褪めてしまう、何だそのチートみたいな能力は!? 完全に首尾よく終われる可能性がある能力じゃねぇか! 自分はそう思いながらピチュリーを見つめる。
「わ、私?」
「う、うん……だって、魔法陣とか出していたし……」
「うーん、説明するのが面倒ね……私の能力は『本に書かれている事を使用する事が出来る』能力よ。大まかに言えば『本の中で火の玉を出す技があれば、私も使用する事が出来る』わ。もっと簡単に言えば、『本の中の技を真似る』能力よ」
「へぇ……素晴らしい能力じゃないか? 俺にはお前等みたいに魔法を使ったり、時を止めたり、モノを破壊したり、『本の中の事』なんか真似する事が出来ない。自分が出来るのは移動系の能力のみ、だから実際お前等が羨ましいよ」
 自分がそう言うと、レミリィがその場に立って、高笑いする。
「アハハハハハ! たったそんだけ!? それなら私の能力を聞いた瞬間、驚愕するわね!」
「えっ? コイツらより凄いのレミリィは!?」
 自分はレミリィの言葉を聞いて、驚愕する、い、一体どんな能力なんだ……自分はそう思いながらグラスの中の水を飲む──

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