完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*62*

「私の能力! それは……!」
 ゴクリ、と唾を飲み込んで自分はレミリィの能力を聞く──
「私の能力は『運命を操る』能力よ!」
「…………」
 レミリィの能力を聞いて、何だか何も言えない様な感覚を覚える、『モノを破壊する』、『本に書かれている事を真似る』、その二つに対し、とても矮小に感じたからだ。
「えっ!? 何よ!? 何で白けているのよ!?」
 レミリィはそう言って、慌てふためく、するとピチュリーが自分が思った事を言う。
「レミリィ、つまり貴方の能力が私やプランドールより映えない能力、と輪廻少年は言いたいのよ」
「はぁ!? 何処が映えないのよ!? じゃあ輪廻! 『貴方の運命、少し弄らせてもらう』わ!」
 そう言ってレミリィは自分の額に人差し指を当て、デコピンをする、こ、これで自分の運命が変わるのか? そう思っていると、急に蒼魔館のドアが壊れ、一人のセーラー服の少女が現れる。
「ごめんあそばせ? この中に周理輪廻ってガキ、居るかしら?」
 急に現れた存在に対し、自分はその場で静かに立ち上がって、発言する。
「俺が……周理輪廻だ……」
「あら? 貧弱そうな肉体を持つ貴方が? それじゃあ『死んで』くれるかしら?」
 セーラー服の少女の言葉を聞いた瞬間、少女の背後から『スタンド』が現れ、自分に向かってくる、自分も『スタンド』を出して、戦おうとする──

61 < 62 > 63