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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン
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*39*
パンダ
「金なんて持ってるわけないでしょ!!僕マグロ漁船に乗せられてんだよ!1円も持ってないよ!!」
魔トリョーシカ
「じゃあどうするの?ボク達に返さないままバックれる?」
パンダ
「へへへ……パンダってね、クマの仲間のはご存知かな?こんなの簡単にパァン!して脱出だよ!」
魔トリョーシカ
「チドリー?」
チドリ
「フッ!」
チドリは回し蹴りでパァン!しようとしたパンダを沈める
パンダ
「ギャッ!!」
チドリ
「イマドキのウラシャカイ人はクマに勝つことなんて義務教育でございます」
パンダ
「だ、大体僕が満足いかなかったら報酬は後払いでいいと言ってたよ!?」
パンダ
「そもそも依頼人は僕だよ!?こんなもの無効だよ!」
魔トリョーシカ
「…………ふーーーーん」
魔トリョーシカ
【そんなこと言っちゃうんだぁ】
パンダ
「ひっ!?」
魔トリョーシカ
「あれ?もしかして知らないの?ボク達【正義の悪役】の禁止事項」
魔トリョーシカ
「キミ達依頼人はボク達のやることに責任は問われない、しかし………もし、ボク達を怒らせるようなことをしたら?」
パンダ
「お、怒らせたら?」
魔トリョーシカ
「依頼人とボク達の立場は逆転する」
魔トリョーシカ
「要するに………」
魔トリョーシカ
【ボク達が逆に、キミに『なんでも』させるってことだよ?】
魔トリョーシカ
「マルスの場合は正義の悪役の素質があると思ってスカウトしたから含まれないけど………」
パンダ
「じゃ、じゃあ僕も某企画やめて正義の悪役入ります!雑用でもなんでもします!」
魔トリョーシカ
「え、やだよ。ボクらの金返さないような人会社に入れても信用出来ないよ」
魔トリョーシカ
「というかキミ……今なんでもするって言ったよね?」
パンダ
「あっ………」
魔トリョーシカ
「はーい、それじゃあこのパンダに何したいかアンケート」
七夜
「………俺、あんまりエグいことさせられないんでパスで」
レオン
「俺こいつをオークションにかけたい」
猿渡
「YouTubeで玩具にしたい」
ネズミの神さま
「パンダのステーキ食べたい♡」
MX
「………!」
パンダ
「あ、あ………やめて、やめて!!許してください!!ほんと、本当助けて!!」
魔トリョーシカ
「うーーん、じゃあボクは………」
パンダ
「嫌だあああああああああ!!!」
魔トリョーシカ
「なーんてね」
魔トリョーシカ
「今回は特別に見逃しておくよ」
パンダ
「え?」
魔トリョーシカ
「ペンギンから依頼されてるんだよね、『オレから2万円だけ出すからパンダには何もしないでくれ』って」
魔トリョーシカ
「何でもする以上、依頼には従っておかないと」
パンダ
「ぺ、ペンギン〜〜〜!!!」
魔トリョーシカ
「ただし」
魔トリョーシカ
【次はないからな?】
パンダ
「…………っ!!」ゾクッ
こうしてパンダは逃げるように帰って行った
レオン
「………いいんすかー?所長」
魔トリョーシカ
「うん、これでいい薬にはなったでしょ?」
魔トリョーシカ
「10万ぽっち、大した損害じゃないよ」
七夜
「ま、そうだな………10万円程度ならいいか」
Mr.ショータイム
「………」ボソボソ
チドリ
「Mr.ショータイム様から伝言です」
チドリ
「課題を全て我々に丸投げしながら内容に思い切りケチを付けたK氏に何をするかアンケートが決まりました。」
魔トリョーシカ
「ふふ、そっか………さーて」
魔トリョーシカ
「今日は『何を』してあげようかな♡」
立崎七夜は時々所長が恐ろしくなる。
優しい依頼人には優しく、辛辣な依頼人は酷使する。
だからこそ安心して仕事が出来る。
上司はある程度怖い方が、ちょうどいいのだ。
【依頼3】
【マネー・オブ・エンノキレメ・デス】
complete
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テレテッテーテーテーレーテー
テレテッテーテーレレーー
テレテッテーレー
『テイコウペンギン』
【なんでも屋に依頼するとどうなるのか?】