完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
*52*
ヤジマ
「ということもあり、このお方も呼んであります!どうぞ!」
まくる
「………」
希原
「まくる!?」
ヤジマ
「こちらは咲原まくるさん、社員によりますと【妨害事件の容疑者】です」
七夜
「げっ!そういや殺人事件に関してはシロと考えられるが………」
魔トリョーシカ
「ボクらの本筋はあくまで妨害事件だからね」
魔トリョーシカ
「いいよ、同じ企業で起きた事だ、無関係ってこともあるまい」
魔トリョーシカ
「一緒に殺人事件の事も暴いちゃえばいい」
※こんなこと言っているが全く根拠も自信もない
七夜
「………じゃあダイロウさん?色々教えてくれたし、副社長が亡くなる直前、あるいは後は何してたか教えてもらおうか」
ダイロウ
「ええ、いいでしょう」
七夜
(……証拠がねぇ以上、発言のムジュンを【一閃】して突きつけるしかねぇ)
………
ダイロウ
『僕が容疑者になったのって、休憩時間が被っていたからですよね?』
ダイロウ
『でもその時も僕は作業をしていましたよ?』
ダイロウ
『休憩時間は社長が決めましたが、どうしても忙しい時は予定の時間に休みが取れない事も多々あります。』
ダイロウ
『この間もずっとパソコンに向かってて、余程のことがない限り……』
【一閃!!】
レオン
「いーや!仕事なんて優先してる場合じゃなかったはずだ!」
レオン
「副社長は転落して感電して死んだんだぞ!なら上げるはずだ!この世のものとは思えないほど恐ろしい【悲鳴】をな!!」
レオン
「それに反応しないなんて人間じゃねぇ!」
ヤジマ
「なるほどー、確かに突然じゃなくても落ちればビックリして声は出ますよね、おまけに電線にぶつかると来た」
ライオネル
「超痛いからな、死ぬほど痛い。」
ダイロウ
「う………ですが、電線と屋上までそんな距離はありませんし、我々が作業しているのはずっと下の階です!聞こえないかもしれないでしょう!」
七夜
「…………それに、実は予定の時間に休みが取れてないことは俺も知ってる」
レオン
「はぁ!?俺の一閃損じゃねぇか!!」
ヤジマ
「え?けど確か……フェリート副社長と休憩時間がほぼ同じだったような?」
七夜
「でも外には出れるだろ、余程の事が起きていたら」
ダイロウ
「………なんですか、その余程の事って」
ネズミの神さま
「例えば、トイレに行きたくなったとか?」
ダイロウ
「!」
レオン
「これも話をつけてあるがあの日、お前の作業部屋の近くのトイレは清掃中だったらしい、そこよりさらに近いのは上の階のみだ」
まくる
「いや……トイレなんてこの会社に行くより近くのコンビニとかで行った方が早い、社員はあの時間外に出ていない………」
ライオネル
「そうだな、俺も漏れそうな時は近くのセブンレイヴンで借りてる」
七夜
「………ちっ、そうか。」
ヤジマ
「うーん、何か分かるとは思ったんですけどねー……ではエンゼンさん!」
エンゼン
「………俺もほぼダイロウと同じだ、休憩する時間も惜しくてずっと作業をしていた。」
ダイロウ
「果たしてそうですかね?」
エンゼン
「何?」