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独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン 
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*58*

と、その時………ヘリコプターが!


魔トリョーシカ
「どうやらあっちも終わらせたみたいだね」

ダイロウ
「これは何!!?」


七夜
「チドリー!」


チドリ
「お待たせしました、こちらは全て終わらせてきました」

七夜
「こっちは98%って所だ」

ヤジマ
「おっと!なんだかオーバーキルとばかりに赤いジェントルマンと秘書の乱入!?ここからどうなってしまうのかー!?」

チドリ
「時間が押しているなら簡潔に申し上げます、この度買収先の某大企業にこちらのMrショータイム様が名乗りを上げたわけです」

チドリ
「全て調べました、こちらの人物………彼はその大企業の者、要するに企業スパイというものです」

チドリ
「それもそちらの企業でもそれなりの立場であったことが分かります」

魔トリョーシカ
「だからあんなに出世が早かったんだ」

チドリ
「企業スパイとして送り込まれた貴方はライオネルゲームスタジオを買収すべく行動に移り、結果ここまでやった」

七夜
「想定外はそれがフェリート副社長にバレかかったということか……というかそれ!!」

望原
「妨害の方も………お前とお前の企業の仕業だったのか!!」

チドリ
「企業が証拠が残らぬように隠蔽したことも妨害も認めました」


ダイロウ
「……………は、はははは、おかしい、何かがおかしい」

ダイロウ
「なんで?ここまでバレて?こんなになってるのに?なんで?消えない?」

ダイロウ
「おかしいだろ?もう来てもおかしくないだろ?なんで?なんで?」

チドリ
「あの企業でしたら、もう貴方を助けられませんよ」

ヤジマ
「その意気込みは?」

チドリ
「Mr.ショータイム様は大企業に乗り込んだ後」


チドリ
「その大企業の方を買収して我が手中に収めましたので」

ダイロウ
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜!!?」

望原
(えええええええええええええええええ)


ダイロウ
「なにこれ?え?こんな無茶苦茶通るの?ウチが買収?そんなことあるわけ」

【ただいまおかけになった電話は現在使われておりません】

Mrショータイム
「HAHAHA……」

ダイロウ
「あびゃびゃびゃびゃびゃ〜〜〜〜〜〜!!!もうおしまいだぁ〜〜〜〜〜!!!」


魔トリョーシカ
「想定外は………ボク達が来てしまったことかな?」


七夜
「………ま、何はともあれ!!」

七夜
「これにて一見落着!!お茶の間に真実が大公開!!」


……………

ファンファンファンファン

ライオネル
「まさか俺の会社に企業スパイとはな!全く気づかなかった!」
エンゼン
「社長………流石にそれは俺でも怒る」

ライオネル
「悪かった! しばらく休んだらまたゲーム開発の続きと行こう!フェリートに応える為にもな!」

エンゼン
「…………そうだな」

ヤジマ
「はー……終わりました終わりました!やっとあの面倒な方達も帰りましたし」



ヤジマ
「__魔トリョーシカ、史上最悪の犯罪者『たくっちスノー』を作り出した絶望の権化」

ヤジマ
「………どうして私は、あんな男やその関係者とつくづく縁があるんでしょうかね」


………

七夜
「なぁ所長」

魔トリョーシカ
「なんだい?」

七夜
「………もしかしなくても最初っから槌谷さんとMrショータイムさんの件だけで潰せたよな?なんで俺に引き伸ばすように頼んだの?」

七夜
「正直俺も、向こうの証拠隠滅が凄すぎて真実を上手く暴ける気がしなかったんだぞ?」

魔トリョーシカ
「んー………」






『だってサスペンス系とか経験するの初めてだもん、ちょっとは頑張ってみたかったんだよ?』


【依頼4】
「complete」

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