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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン
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こんにちは、月詠です
月詠「今回はたくっちスノーの姉からの依頼…悪のマガイモノキラーかぁ」
克己「そういえばマガイモノキラー関係は最近聞いてなかったな…」
月詠「ですね。レッドフード調べました、面白そうだけどもう終わってるんですね。単行本見つけたら買おうかな…。あ、アサルトスパイはアプリ見つけましたが対応機種じゃないからやれなかったです」
克己「にしてもアンデルセンか…」
月詠「なんとも言えない名前だね。ついに正義の悪役にも用心棒が出来ましたか…」
感想は以上で失礼しました。
次は申し訳ないですが、こちらから二つ目の依頼です。
依頼
・依頼人名『マガイモノの方の月詠&副人格の永久』
・依頼内容(簡潔)
「ピエージェ美術館への同行」
・依頼内容(細かく書きたいならこちらで)
「この間のオカルトな依頼とは別に、ピエージェ美術館という美術館への同行をお願いしに来ました。
最近、私が寝てる時とかに連続で入れ替わってるのか永久が珍しく調べ物していたらしく、その調べてるのがこの美術館なんです。
なんか評判もいいらしいですし、私もちょっと興味を持ったので行きたくてチケットを入手したんですが団体客用しか取れなかったんですよねぇ…。
それで皆さんに同行を依頼しに来ました!」
・依頼に関することのフリー記入欄
ピエージェ美術館
絵をメインに像や造花、また来場者も体験が出来る芸術というのがある美術館。
像は石像から石膏像、水晶像がある。
人を模しているものが多く、絵はまるで写真のように実写的である。
人を模しているものは十代後半の少女達が多い。
来場者が体験出来る芸術というのは、大理石を使った勾玉アクセサリー作りで一人で一回五百円。
目玉となる美術品があり、黒い薔薇で飾られた美しい少女の絵画だと言われている。
上から見るとコの字の形をしていて左右対称、白と青をメインとした綺麗な場所。
入場に必要なチケットはいつでも購入が可能。
館長は四十代の女性。
目玉である少女の絵画
美術館の奥でひっそりとある絵画。
額縁には生花の黒い薔薇、絵画内にも少女の髪や胸元に黒い薔薇が飾られている。
絵のサイズは姿見の鏡くらいで、少女も高校生くらいの頭身と年齢で描かれている。
どこか館長と似ており、悲しそうな表情でこちらを見ている。
館長の女性
本名は美山絵里(みやま えり)、四十代の女性でピエージェ美術館の館長で受付もしている。
様々な時空を美術館ごと移動し、移動先で美術館を開いている。
少女の絵画のモデルは昔に病死した実姉であり、彼女を忘れないためにも絵を描いた。
昔は画家であったが、今は利き手の指を骨折した影響で掴む力などが弱いので画家としては引退している。
黒い薔薇
一般的には自然界には存在しない。
花びらが何枚も重なった深紅色や濃赤色のバラが、咲き始めに黒く見えたことから黒薔薇と呼ばれるらしい。
花言葉の一つに「貴方はあくまで私のもの」という言葉がある。
・依頼人の詳細
「月詠」
本来の月詠から切り離された『月詠』だが、メイドウィンなのは変わらない。
本体によってマガイモノ成分と大道克己の設定をぶちこまれて最終的にマガイモノ化し、そのことで本体とガチな喧嘩をした。
正直、逃走中の時と設定は変わらない。
今回はドライバーとガイアメモリは住処に置いてきてる。
場合によっては偽名であり個体名の「星音」を名乗る。
前回の依頼で事務所のメンバーのことに気づいたし永久にも教えられたが、でも世話になったしなぁということで気づいてないふりをすることにした。
小学生の頃以来の勾玉アクセサリー作りがしたくてチケットを入手した。
「永久」
元々は非情な性格だったが今は主人格を保護者や師匠として眺めている。
また、影響を受けてツッコミになってたり百合系同人誌を読み漁ったりしてる。
誰に対してもタメ口で呼び捨て。
普段はおとなしく見守っているが緊急時は無理矢理に人格交代している。
容姿は月詠と変わらないが、よく見たら目つきが悪くなっている。
前回の依頼で事務所のメンバーのことに気づいたし覚えていたから確認して月詠にも教えたが、気づいてないふりをすることにしたらしいので黙ることにした。
どうやら今回は何やら目的があるらしく、ピエージェ美術館に関する噂などを話そうとすると勝手に入れ替わって記憶の共有も遮断してまで邪魔してくる。
・依頼人のサンプルボイス
月詠
「初めまして、『月詠』です。え、なんか違う?………本来の私から切り離されて生まれたのが『私』ですからねぇ」
「すみません、いきなりこんな依頼なんかしてしまって…」
「ここまで付き合ってもらったというか、依頼に取り組んでくれたというか…その礼もあるんで。これ報酬です、ギルド依頼は初めてだから相場が分かりませんが…」
「今は星音と呼んでくれませんか?あぁ、偽名であり『私』の個体名です、漢字は星の音と書きます」
「トワ?たまになんか保護者みたいなこと言ってますが、保護者ではないですね」
永久
「トワだ、漢字は永久と書く」
「見てるだけのつもりだったが、そうも言っていられなくなったからな」
「主人格?……とりあえず俺を消さないのだけは感謝している」
「時と場合によっては自分達の命を守ることを優先しろ、俺達はマガイモノだから見捨てていい」
・報酬は?
制限時間90分のバイキング形式な食べ放題の焼肉店の半額割引チケット団体用×五枚
依頼解決直後に同じ焼肉店での月詠が奢る(自分がソフトクリーム食べたいから)
・その他補足
(以下は月詠は知らない、永久は調べて知っているし解放するために動いていた)
ピエージェ美術館
美山絵里が館長をしている美術館であると同時に、様々な世界で様々な少女を行方不明にしている犯人。
実は人形屋敷の時のプーペとは繋がりがあった。
人を模した美術館は絵里によって姿を変えられた高校生くらいの少女達であり、まだ生きている者が多い。
けれど五分の一は魂を失った死者となっている。
大理石での勾玉アクセサリーは獲物の証であり、これを身につけていた少女達は美術館を訪れてから数ヶ月後に拉致されている。
「ピエージェ美術館を訪れた者はその後に行方不明になる」という噂がある。
ピエージェはフランス語で「罠」を意味する。
少女の絵画
絵里の実の姉が生きていた頃に描かれた絵画、名前は美山恵麻(みやま えま)。
高校生の頃に病死したのだが、妹の執念などによって魂を絵画に閉じ込められてしまう。
さらには望まずに拉致されてきた少女達の魂を喰わせられ、理性も保たせられており発狂すらできずにいる。
妹の執念、連れ去られた少女達への罪悪感、発狂すら許されない現状に絶望しており常に悲しみに満ちた表情になっている。
額縁の生花の薔薇が少女達の魂と繋がり、彼女へと供給しているもの。
薔薇を断ち切り、弱点である日光に翳すと姉の魂が解放される。
妹と、絵画に閉じ込められていたとはいえ自分も犯罪者である自覚をしているため、裁かれる覚悟もしている。
美山絵里
四十代の女性、元は人間であったが今は人間かも怪しい存在。
昔から美しい姉に執着しており、彼女をモデルに描くためだけに画家になろうとしていた。
が、姉が病死したことで発狂。
姉を生き返らせたい、取り戻したい、自分のそばに縛りつけたいという執念などが練習した中で一番美しく描けた絵画に姉の魂を閉じ込めた。
それが分かり、姉を生き返らせるために画家になってからは同じ年頃の少女を連れ去り、絵画に閉じ込めては姉の美しさや存在を保つために喰わせていた。
けれど利き手の指を骨折してからは画家を引退して美術館を建て、美術館とともにさまざまな世界を巡って少女を拉致している。
今は姉と完全に同じ容姿をした少女を探しており、見つけて魂を入れ替えようとしている。
何故か人を美術品に変える力がある。
永久
実はピエージェ美術館の噂を知り、月詠が寝てる時に知られないようにしながら不審に思って調べていた。
が、粗方調べ終わりあとはピエージェ美術館への行き方や入場方法だけを調べていた時に月詠が起き、慌てた。
最後に調べていたものがものだっただけに興味があると思われ、それだけで済んで安堵したが興味を持たれた上にチケットまで入手したので、真実が判明するまでの間は実は依頼の最中は話しかけられない限り意識はずっと上の空だったりする。