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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*26*

逃走者は知らないが、不老不死の黒影は怪我をしないので、独自能力における暴力行為の対象となっても一切咎められないように設定されている

しかし不老不死といえと痛いものは痛い、高速で屋台にぶつかった黒影は悶えていた

「くっそぉ...メイドウィンに厳しい時代になったものだなぁ、誰か手を出して手を」

一方ぶつかった側のアナンタは全力疾走で前しか見てなかった為、ぶつかったことにも気付いていない、相手が黒影ではなかったら間違いなく失格になっていただろう

「うわぁ腰痛い...誰か、誰か手を出して...」

メイドウィンが右手を伸ばすと、何者かがそっと手をとる

「あっ、どうもすみません...ん?」

メイドウィンが手を握った相手を見ると、そこには黒づくめのグラサンが

「あちゃー、最近のハンターすごいね」

95:18
シャドー・メイドウィン・黒影 確保
残り19人

...

時空敵に一番有名なメイドウィンが確保されたというメールがタブレットに行き渡り、軽く騒ぎが起きていた

彼をよく知る美奏良とMiruraは特に驚いていた、メイドウィンの中でも指に入る実力者であることを知っていたからだ

「め、メイドウィンさんが確保!?まさか最初にあの人が捕まるなんて...」

「あっ、またメール届いた...え?メイドウィンさんの感想?確保された時点で書くの?」

『メイドウィンの感想:食べたりない』

「食べることがメインだこの人ー!!」

...

メイドウィンはハンターに引っ張られ檻に送られる

その隅にはロストメイドウィンが座ってスパコンを弄っていた

「クロノス社みたいに外部から通信できなかった」

「そういや、この世界の逃走中運営会社って貧乏なんだっけ...」

「クロクロ社な...あそこの社長失踪したらしいしな...」

「ああ...ラーメン食べたかったのになぁ...」

「これは残当というものだ、お前が居るだけでゲームバランスが崩壊するし、何より配る分の賞金がなくなる」

「ははは...そりゃひでぇや」

「全く...お前のリクエストで選びはしたが、もう少し加減を考えるんだな」

「はいはい、それでさ...ラーメン食いたいんだけど」

「食いたいなら好きにすればいいが、自分で払え」

「わかった、じゃあ出前でもとるか」

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