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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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舞台は逃走者の居るエリアへと戻り...
「まっず~!!?」
ヅッチーとジョーが今度は迫真麺創りで思わず麺を吹き出していた...そのラーメンは全てが茶色で甘い風味がそのまま...そう、チョコレートで出来ていたのだ
「なにこのラーメン!?チョコの味がするんだけど!?」
「そりゃ全部チョコレートで出来てるからな」
「それはもはやラーメンじゃない!チョコの塊だ!」
「こんなの俺でも食べられないよ!」
「デザートにはなるだろ」
「こんな多いデザートいるか!お菓子としてもダメダメだよ!」
「その台詞、聞き捨てなりませんわね」
その瞬間であった、シンシアが霊体で店をすり抜けさっそうと現れる
「何だお前?!(困惑)」
「この世界に不味いお菓子なんてあるわけありませんわ、訂正しなさいよ!」
「じゃあこれ食ってみろよ!」
「...何これ、チョコの無駄遣い?」
「エエ!!?(半ギレ)」
「チョコレートはこう使うの!」
シンシアはチョコレートまみれのラーメンから麺を取り出し、チョコレートを千切り、伸ばし、こねり...
「チョコクッキーに焼きチョコ、ガムチョコにココアパウダー!!」
「もはやラーメンじゃない!」
「お菓子を主食にすること自体間違ってるのよ、貴方はランチタイムでシュークリームを食べれるとでも?」
「う、ううん...」
「まぁ、チョコレート自体は質も良いし味もそこそこね...普通にデザートとして売ったらどうかしら?」
「俺もそんな気がしていたよ」
「じゃあなんで売ったんだよ!?」
「フードを被った何かが言い出したんだよ、料理人だからこ↑こ↓のラーメンを改善出来る方法を教えられるってな」
「...それをわざわざ聞いて作ったの?」
「おう、前の新メニューもな」
「...それは、怪しすぎるよ」
「そうね...まぁ、これに懲りたらその人の言うことは聞かないことね」
満足したシンシアは霊体ですり抜けて去っていく
「何がしたかったんだあの人は...」
...一方、玄武の方も
「ぬああああ!!」
同じく妙に甘ったるいラーメン相手に道明寺が悶え、マックタウロスは玄風から話を聞いていた
「アドバイスだと?」
「ええ...前に出したあのラーメンも、その男がアドバイスして出されたもので...」
「なるほど...なんて奴だ、あんな料理を振る舞うなど」