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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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53:24
ゲームマスターから新たなメールが送られる
【今回はエリア操作系ミッションだ、とはいっても広がったり縮まったりするわけではない】
【門を設置した、その先に新しいエリアがあるからそこに向かってもらいたい...ただし門はある条件を満たさないと開かない、その条件は立て札に書いてあるし、タブレットからでも見れるから確認しておくように】
【それと、このミッションに制限時間はない...じっくり考えて取り組め、だが絶対に行えサボるな】
【何故なら...新エリアに行かずにゲームクリアすると賞金が貰えないからだ】
「「「な、なんだってええええええええ!!!?」」」
逃走中の概念を(多分)覆してるエリア移転ミッション...
無論逃走者達は門の方へと大急ぎで駆け出していった...
...
牢屋の方でも大騒ぎになっていた
「えっ、何そのミッション!?」
「門を使うことでエリアが広くなったり狭くなったりするミッションはよくあるけど...」
「まさか丸々エリアを変えるミッションを提案するとはな」
「奴が関わっているからな」
「奴って...さっきタウロスさんが報告しに来た...?」
「まぁ詳細は来たときにでも説明する...俺たちも移動する」
「え?移動って...」
その瞬間だった、まるでマジックのセットのように牢屋の下の地面が開き...
「うわあああぁぁぁぁ~
そのまま落下していった...
「こういう機能つけといてよかったな、ああそういえば戦えないメイドウィンも居たが...まあいいか..どうせ逃走者達も来るんだ」
...
灰龍は一足先に門へと到着し、立て札を確認していた...
【甘えを捨てよ、敵を作りし時道は開かれる】
「これもうわかんねぇな...あっ、待ちますよ~、待つ待つ」
灰龍が門の近くで座り込んでるとき...イクサー3が亜空移動で灰龍の側に現れ、その隣にヅッチーが稲妻のような速さで降り立つ
「なるほど、ここかぁ...ここ行かないとお金手に入らないなんて、ここまで逃げたり隠れたりしてきた意味ないじゃん!」
「速いっすね」
【ライデンインストール】
『ヅッチー』の独自能力、魔力を一時的に増幅させ全ステータスランクを一定期間4つ上げる
さながら生きる発電機である
「これが門か、結構高いなぁ」
エリアに繋がる門は凄まじく高くそびえ立っており、大人の灰龍が上を見上げてもまだ先が見えないくらい伸びていた