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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*68*

55:02

ドラマパート

「500円で好きなだけのバイキング式...」

「回転寿司屋みたいに100円で好きなラーメンを」

「ざけんじゃねぇよオオ!?」

ドカッバキッ

男と何かは二つのラーメン店で袋叩きにされ、ボロ雑巾のように放り出される

「あ~痛ってぇ!!」

「......」

「クソッ、何故だ...なんでうまくいかねぇんだ!!どうして俺の思い通りに話が進まないんだクルルァ!!」

「...もう無理じゃない?」

「黙れや猿ゥ!!俺だって主人公の端くれだ、自分の思い通りの展開くらい作れるわ!!」

男はパネルを取り出し何かを操作するが、すぐにエラーコードが出て解除されていく


「...時空修正が出来ないだと!?誰がロックを掛けやがった...!!」


「まさか、たくっちスノーの奴か!!!」


「あいつは...あいつはあいつは!!なんでいつもいつも俺が有意義に生きるのを邪魔するんだ!!何もかも俺に利用されるために存在してるってのに!!ふざけんな!!」

男はパネルを地面に叩きつけ、癇癪を起こしたように何度も何度も踏みつける

「...で、どうするの?ラーメン屋を最低ラーメンで潰して世界をゼロに変えて自分好みの計画を作るって言うの、できなくなったよ?」

「全てを利用して王になる世界は?奴隷大国は?俺のつるぎちゃんとの愛のラボは?」

「ああもううるせぇよ!!ラスボスの出来損ないがよぉ!!」


「...いやいいさ、こんなまどろっこしい展開にしなくたって、人気者の俺ならどんな手だって許される」


「最初からそうすればよかったじゃん」

「アホか、壮大な計画を実行した方が一生自慢話に出来るからそっちを優先したに決まってるだろ、バカじゃねぇの?」


男は刀を取りだし、大きく降り下ろす







彼の回りの店が全て斬り倒されていった


「今ここで...この場で...この世界に居る生き物を皆殺してやれば結果的には解決するっすよ 」

「思い通りにならないアホな生き物なんか、俺的にもいらないしさぁ~、世界も空気読めよな~ 全人類MURみたいな池沼にしとけよな~」


「不機嫌だね...『野獣先輩』」

「あんたほどじゃねーって、『黒影』」

野獣先輩達は刀を構え、ラーメンエリアへ駆け抜けていく...その目的はただ1つ



店も生き物も逃走者もゲームマスターも...己の思い通りにならないものは全て殺すために


ドラマパートがリアルと繋がらないなんて...誰が決めていた?



ロストメイドウィンは同時期にミッションを送信する...

野獣先輩達が向かってる場所に門と、立て札が置かれていく


「ほう...どうやらテスト用の別セットに野獣先輩が、たくっちスノーが探してた奴だな」

「どうせ戦える奴も多いんだ、逃走者共をぶつけてみるか...俺も『普通』に進行するのに飽きてきたところだしな」

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