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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*71*

49:14

「君、今の見たかい?」

「うん...」

灰龍らとマンドレイクの光景をダ・ヴィンチと桜木が陰から除いていた...彼らも門の通り方を考えていたのだ

「今、灰龍さん達が入ったときは開いてマンドレイクさんの時は弾かれたよね」

「ああ、でもこれで開く条件は大体分かった...【アイテムを持ってない状態で、ハンターが近くに存在していること】だ。ゲームマスター的には逃げながら入ることを想定していたかもしれないが、ああいう手もあるということだね」

「う、うーん...条件は分かったけどどうやって開ける?誰かを囮にもしたくないし...」

「そうだな...そろそろ奴等(ハンター)も私と人形を見分けられるようになってきたようだし、どうしたものか」

「何か困っているようだな...」

「おや、この声は」

「あっ、あそこ!」

「はっはっはっは!」

ダ・ヴィンチ達が声のする方を見ると、ちょうど目の前の店の屋根で道明寺がカッコいいポーズをしながら高笑いをしていた、気づかれた道明寺はカッコよく飛び降りるが着地の拍子に足を捻り悶えてしまう

「オッ!!」

「道明寺さん!?」

「一般人がそんなカッコつけるから」

「お...俺もちょうど奴らを見ていてな、大体の事は把握している...そしてお前達はあの門へ入る手段が浮かばない、そうだろう?」

「その通りさ、二度あることは三度ある...とは言うが流石にまた誰か追われてる状況にはならないだろう」

「うーん、ハンターを誘い出すことって出来ないかな?」

「...ふっ、ようやくアレを使うときが来たか」

道明寺はタブレットを桜木の方に向け、アイテムを指差す

「【ブザートラップ】?」

「音を立ててハンターの矛先を逸らすトラップ系アイテムだ...危険なときに使おうと考えていたが、まさかこんなところで役に立つとはな」

「なるほど、これならハンターが寄り付く」

「えっ、いいんですか?」

「どうせここに入るには捨てなくてはならないのだろう?捨てるくらいなら使った方が有意義だ」

「さ、流石ゲーマー...」

「時間がもったいない...始めよう」

道明寺がブザートラップを設置すると、トラップが変形しサイレンを鳴らす

「こういう仕組みかぁ...あっ!ハンターが来たよ!」

「門にもたれるんだ!一気に突入する!!」

音に反応したハンターが次々と現れ、門にもたれた三人は開いた門に引っ張られエリアへと入っていった...


レオナルド・ダ・ヴィンチ、道明寺晴翔、桜木霊歌 ミッションクリア

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