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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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「逃げるんだよォ!」
「ハァハァハァ...フッ、ハッ」
野獣先輩は走り出す、あっちこっちに見知らぬ人間が現れ...思い通りにいかず...やけになっていた
「どういうことだよ...なんで、うまくいかねぇんだ」
「随分荒れてるようだね」
「フゥン!?」
野獣先輩の前に、レオナルド・ダ・ヴィンチが籠手を構え待っていた
「悪いけど犯罪者相手なら手加減は一切しないから覚悟するように」
「お前...カルデア...なんで、なんでこんなところにいるんだよ...おかしいだろ...」
「確かに普通ならおかしい、でも今回はそうでもない...予め『こうなる事』を決めていたからね、ゲームマスターは」
「なんだと...!?」
「東方の三博士、北欧の大神、知恵の果実……。我が叡智、我が万能は、あらゆる叡智を凌駕する! 」
【万能の人 (ウォモ・ウニヴェルサーレ)!!】
「おい、やめろォ!ふざけんな、俺は主人公なんだぞ、こんなところで死ぬわけには」
「はぁっ!!」
ダ・ヴィンチは籠手からエネルギー弾を野獣先輩に向けて発射する
エネルギー弾は目の前で大な音を立てながら広がっていき、野獣先輩を包み込んでいく
「ヌゥン!ヘッ!ヘッ!ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!」
やがてエネルギーは大陸まるごと包み込み...野獣先輩の体を粉々にしていく
エネルギーが消えた後、半身が黒い液体となって崩れ落ちた野獣先輩がべちゃりと泥がぶつかるような音で落ちてくる
「う...おお...」
「マガイモノなんてのを相手にするのは初めてだが、中々硬いものだねぇ」
「俺は...マガイモノは不死身だ、何をされたってやられるかよ...!!」
「なるほど、マスカレードの言っていた通りだ...なら彼女ならどうかな?」
ダ・ヴィンチの背後から黒い液体が現れ...形を変え、たくっちスノーとなった
「久しぶりだね...田所、アラビア世界の時は非常時で見逃したけど今回はそうはいかない」
「お前に俺を殺せるのか...設定を失った未熟者が...」
「うん、確かに僕は一度設定を全部無くした...強味でもあった、全てのアニメとゲームの設定を」
「でもね田所、僕は逃走中に出る上で一つ嘘をついた」
「は?」
「僕の独自能力、【キャラクターチェンジ】特定の体の部位を好きなキャラクターの物に変える力...あれさ」
たくっちスノーの体から触手が伸び、どんどん変形していく...
「今でも...『こういう時』なら使えるようになったんだ」
「ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!」
【キャラクターチェンジ】
「たくっちスノー」の失われていた独自能力。
リニュ前は好きなように自在に使っていたが、リニュ後は激昂時見たものを真似る事が出来たが今では自由に使えるように
どちらも五分のタイムリミットがある