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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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*82*
エリア全体に正に野獣のような雄叫びと大きな揺れが響く
そんなものに生き物が耐えきれるはずもなく、全員が地に伏せる
「な、なんだこの揺れは!?」
「地震なの!?...いや、違う!!」
そして気付く...揺れているのは地面ではない、空間だ。軽く作られ耐久性の無いこの世界はたくっちスノーの放つ凄まじい力に耐えきれず時空間がブレているのだ...
「ぐ、ぐううううう!?」
逃走中のタイマーもバグっていき、不規則な数字を出していき...揺れが収まったのは、三分も後だった
ロストメイドウィンがたくっちスノーを連れて逃走者達の元へ現れる
「野獣先輩だが、たくっちスノーが無事逮捕したそうだ」
「うん...もう大丈夫だよ」
「どこが無事!?めっちゃ世界揺れてなかった!?」
「すごい叫び声とかしてなかったか!?」
「ああ...ごめん、うちではいつものことだから」
「普段どんな日常を送ってるんだこの局長...」
「さてさて、ドラマパートも争いも終わりいよいよ消化試合...泣いても笑ってもこれが終われば300万ゲットだ」
「今何人くらいだっけ?」
「マスカレードの代わりであるダ・ヴィンチとマンドレイクが確保されたから残り半分、以下のリストだ」
『逃走者』
道明寺晴翔
シンシア
イクサー3
切札ジョー
桜井彩月
ヅッチー
怪盗マスカレード
マックタウロス
DJ灰龍
桜木霊歌
「ギリギリにしては多すぎるな、まあいいや今のハンターは最強クラスだからな...」
「今やハンターのスペックも最強クラス...まじもんのSPだ」
「君ターミネーターでも作るつもり?」
「ターミネーターか...悪くないかもな、よし逃走モードに切り替え!! 」
25:43
ロストメイドウィンの手によって再び逃走中が実行された
...
「とは言ってもなぁ、ここまでやってきたんだから今更捕まるわけ...」
ヅッチーは軽く考えていた、ここまで半分やっていけたんだし余裕だろ...その油断が命取りとなる
上を向くと屋根から2体のハンターが飛び降り、ヅッチーの元へ...
「えっ!?嘘だろ!?」
25:24
ヅッチー 確保
残り9人
確保を確認した二人のハンターはヅッチーを置き去りにして次の標的へと向かう...
...
「もう確保だと!?ここはラーメン屋に篭って時間を潰すしか...はっ!?」
道明寺が後ろを向くと、既にハンターらしきものが目標へ向けて走り出していた
「あいついつの間に!?」