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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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「う...ううう...」

桜木霊歌は下手に動くのを恐れ、様子を伺いながら探索していた...が...

「ひっ!?」

桜木霊歌の前には信じられない光景が...


「ハンター...ハンター...が...」

ハンターが殴り、蹴り...ラーメン屋の壁を崩し...破壊していた

「ど、どうして...暴走...?」

霊歌は逃げ切ることより報告することを優先し、ゲームマスターにメールを送ろうとするが...

ピッ ピッ ピッ

「...!!」

タブレットを操作した時、ハンターは破壊を止め霊歌の方を向く

「えっ...なんで...!?」

霊歌は恐怖で足がすくんで上手く立ち上がれず...ガラスの破片や小さな瓦礫のついたハンターが近寄ってくる


桜木霊歌 確保
残り三人

...

そして牢屋では...

「ダストヒューマン...逃走者から報告だ」

「なんだ?」

「ハンターが店を破壊したり、暴れまわったりしていると...」

「暴れてはいない、捕まえようと必死になっているだけだ」

「だが...いくら逃走中だからってそれは...」

「学習型AI...だったか」

「え?」

ロストメイドウィンはパソコンの画面を牢屋の皆に見せる...画面にはチップらしき物が映りたくっちスノーら時空監理局だけが内容を理解した

「...これ、まさか違法品!?」

「世界を消すときに拾ったものだ...チップだけじゃない」

「潰れかけていた無数の店、スクラップ同然の殺人アンドロイド、メイドウィンが消え滅ぶのを待つのみとなった世界」

「ロストメイドウィン...『真名』【たくっちスノーオルタ】創造の反転は破壊」

「メイドウィンの権限がない俺が逃走中の舞台を用意できた時点で妙だとは思わなかったのか?」

「...じゃあ、この逃走中は?」

「世界を作る力が無いやつが世界を作るとなると、リサイクルしかない...幸いにも俺は掃除屋、消失しきれなかったゴミが大量に集まる」

「ただ、元々ゴミだから綺麗に作り直すのに世界を作るのと同じ金が掛かったが...」

「ちよっと、大問題じゃないか!!すぐにハンターを...」

「戦闘用の武装とかは取り外してある、殺しはしない...それとも俺をあの野獣先輩(マガイモノ)と同じだと?」

「......」

「俺達にはもうスポンサーがいないんだ、こうでもしないと逃走中なんて出来ないんだ」

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