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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*86*

22:40

マスカレードが周囲を見渡していると、背後から亜空移動でイクサー3が登ってきた

「何しに来たんですか?」

「ここが安全じゃないかって思ったの」

「いずれここも安全では言えなくなりますがね...奴等の動きは完全にプロです」

「そこまでして300万円取られたくないのかな?」

「でしょうね、彼は昔からこういうゲームの賞金に反対派だったとたくっちスノー様から聞いてありますし」

「え、なんで?」

「なんでも『カキコ小説だと結局賞金が使われる事がないから意味を感じない...』だとか」

「そういうものかなー?」

「おや、また何か動きが見えますね」

マスカレード達の視線の先には...壁を通り抜けながら進むシンシアと、それを壁を飛び越えることでしつこく追いかけるハンター...通り抜けながらもあと少しで追い付きそうな具合だった

その光景をイクサー3は呑気そうに眺める

「逃げ切れるかなぁ?」

「捕まりますね...挟み撃ちや潜伏が可能となると...壁抜けにも対抗して...ほら」

シンシアが次の壁を抜けた瞬間、ハンターはまるでアメフトやラグビーのタックルのような動きで突っ込み、壁を破壊しシンシアを掴む

「冗談でしょう!?」

22:03
シンシア 確保
残り5人


「...えっ、壁を壊すの!?」

「一度凶悪犯罪者と相手した奴等にとって、我々など遊びにもならないでしょうね」

「...つまり?」

「ゲームマスターの思惑通りハンターは成長しました...ゲームバランスを崩壊させるほどに!」

「そんなぁ、もう半分しかいないよ!」

「ええ...いずれこちらにも...!」

マスカレードの後ろから、別のハンターが登り詰めてくる

「言うまでもありませんでしたか!」

「ど、どうしよう!?逃げ道ある!?」

「...この手はあまり紳士的ではありませんが、やむを得ない!」バンッ!!

「え、ちょっと!?」

マスカレードは足を大きく降り下ろし屋根を砕き、飛び降りて店内へと入っていく...

「ええええええええ!?とりあえずあたしも...」

イクサー3もすかさず降りるが、ハンターが穴に手を伸ばし髪の毛を掴む

「痛い痛い痛い!!なんでここまでするのぉ!?」

21:51
イクサー3 確保
残り4人






「全ての『犯罪者』を確保せよ」

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