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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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*36*

ユージン
「時空………監理局だぁ!?」

ユージン
「何処の組織だ!!」キンッ!!


キンキンキンキンキンキン!!!

【死神】
「貴様には関係ない事だ」

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!!!



【死神】
「お前はこの世界に不要な存在」



【死神】
「始末書部とはただ始末書を書くだけの係ではない」

【死神】
「時には松山那雄宏組長の直々の命を受けることにより」


【死神】
「始末書案件をこの手でもみ消す事が出来る」

ユージン
「はあ!?」

【死神】
「簡単に言えば、だ」



【死神】
「お前の存在は間違っている」


【死神】
「お前には、闇のように閉ざされた歴史が待ってい………」

ピリリリリ

その時、着信音が


【死神】
「…………なんだ、こんな時に」

【死神】
「タイムストップ」


ユージン
「あ?」

【死神】が指を鳴らすと、ユージンの体が固まったように止まる

ユージン
「!?」

【死神】
「何の用…………」




たくっちスノー
【コラ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!】


たくっちスノー
【お前また始末書関係者を殺そうとしただろ!!!】

【死神】
「…………!?」

たくっちスノー
【また松山が勝手にお前に指示したな!?アレに関してはかなちゃん様が抑えたから、すぐに戻ってこーい!!】

たくっちスノー
【たとえ牙組組長の松山が許しても局長代理の自分は絶対許さんからな!!始末書整理に戻って!!】


【死神】
「ちっ…………局長代理め………」

【死神】
「覚えておけ勇者ユージン………次会った時には今度こそ抹消する」


【死神】が指を鳴らすと、時空の渦が頭上に現れ包み込むように姿が消えていった


ミシャ
「消えた………!?」

ヒルデ
「【死神】………とてもこの世の物とは思えない存在のようでしたね」

ユージン
「クソが………どうやらアイツには従わせてるボスが居るようだが………」



ユージン
「トップなら常に見張っとけよ、きっとそいつは相当な無能だろうな」

ユージン
「仕方ねぇ、当分3人で行くぞ………来い!」

ミシャ
「結局こうなるのね………」

こうして勇者ユージンは、世界が捻れていくことも気付かず旅を続ける


一方、パーティを抜けた魔法使いマグナスは聖刻文字で書かれた伝説の本を手に入れて、勇者を超える魔法使いとして成り上がっていくのだが………



それはまた、別の話。

物語は、別の視点へ切り替わる。

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