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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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*39*

【シャミ子プロローグ】



「えーと、今回の教育対象は………シャミ子、本名吉田優子」

「異界の名前は………ああ!シャドウミストレスだからシャミ子なのね!」

「私とニックネーム感覚が被ってお揃いって感じ!」


「たくっちスノー局長は忙しいから置き手紙を置いて………と!」


【おじ ごと 行ってぎます】

「こころぐみ きょういくかかり」

「ホワイトローズ美咲」

………


一方、とある世界のとある街角

ありふれてるようでそうでない、少しだけ不思議な世界

「シャミ子、おはよう」

「あ、おはようございます、桃」

そこに居るのは、「千代田桃」魔法少女である

もう1人は「吉田優子」つい最近に闇の魔族の末裔として覚醒した者


「今日は勝負とか言わないの?」

シャミ子
「今日の午後、また親戚の人が遊びに来るのでお預けです」


「………?シャミ子のうちって親戚とか来てたっけ」

シャミ子
「あれ、ホロ美さんの話してませんでしたっけ?」


「してないよ」

シャミ子
「ホワイトローズ美咲さん、略してホロ美さん」

シャミ子
「私と同じまぞくの末裔で、白の炎使いと言われているんです」


「えっ?」

シャミ子
「あ、でもその人にも桃の事話してなかったはずですが………」


「あ………うん、いいよ、シャミ子の親戚なら悪い人じゃないと思うし」

シャミ子
「ありがとうございます」


「…………」




「シャミ子、ちょっと待って」





「……………」




「リリスさんと話がしたい」

シャミ子
「へ?」


…………


桃はシャミ子から棒のような物体………シャミ子の一族の本元である【リリス】の型を貰い、人気のない所に向かった



「リリスさん、聞きたいことが………」

ごせんぞ
【ホワイトローズ美咲の事だろう?】


「!」

ごせんぞ
【心配することは無い、お前が何を考えているかは何となく分かっているから結論を先に言おう】

ごせんぞ
【ホワイトローズ美咲は我が一族ではない】

ごせんぞ
【まぁ、もし百歩譲ってその通りなら………桃に限らず魔法少女に気付かれてなければおかしい話だ】


「なんとなくそうだと思った、でも………」


「シャミ子がウソを言っているようにも思えない」

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