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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ
*14*
「あ、そうだ、なぁたくっちスノー!」
黒影はたくっちスノーを引っ張り出し、耳を引っ張りながら話す
「戦闘中って最初何やるんだっけ?」
「覚えてないのかよ!?」
「いやさー、久しぶりだし本編見たのって何年も前だからさー」
事実、戦闘中は逃走中に比べると活動頻度は少ない、参考資料となるものが黒影の中から欠けていたのでこれまで行うこともなかったのだ
「いや、それはロズムントに聞けよ」
話を振られたロズムント像は後ろを向き、外部のトレザード社の面々に相談を始める
【えーと、ちょっと待ってね……どうする?自由でいい?】
「そうだな、最初はイベントも指令も武器屋も無いし好きなようにさせよう」
【というわけだ、バトルボールをばらまいて置くから好きにやって】
「好きに………あっ(察し)」
「すみません、エリア範囲はどこまでなんですか?」
戦闘中にはエリアの概念がある、指定された場所から離れると強制的に失格……
特に今回の舞台である城となるとあまり動き回るのも危ないだろう
【エリア範囲はチェイテピラミッド姫路城の全てだ、逆に城の外は屋根以外は出てはいけないからね】
チェイテピラミッド姫路城………わけのわからない所だが、下方にはかの有名な吸血鬼が存在したとされるチェイテ城、その上に逆三角形型の黄金のピラミッド、そしてその上に……巨大な姫路城そのものが乗っている、なんとも異様な場所だ
そしてこの3つの建物は繋がっている……エリアに使うには申し分ない広さになるだろう
【ちなみに城の持ち主とされる刑部姫によると】
『え?あっ、うん……戦闘中ね、別にいいいけど………壊さないで』
【だそうです】
「無理だろ」
皆は戦闘中を始めるために、チェイテ城へと入っていく……
………
【制限時間は100分!100分までに最後の1チームになれば勝ちだよ、そこ気をつけるように!】
【では、いざ尋常に……始め!】
100:00
「俺にいい考えがある、投げろ黒影」
「オオオオオ\\└( \\\'ω\\\')┘//オオオオオ」
一足先に黒影は零代目を天井へと放り投げ受身を取って張り付いた零代目は顔面をパックのように剥がし、真っ白な顔面をプレイヤー達に向ける
『スレンダーフェイス!!』
その顔を見たプレイヤー達は一斉に蹲る……よく見ると、ライフが綺麗さっぱり無くなってるではないか
「やはりこの力ではダメか、強すぎる………まあいい、さっさとボール探すから登ってこい黒影」
「あいーよ!」