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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
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68:36
「ウボァー!!」
丁度同じ頃、花音達の目の前にマネッシ達が降りてくる
「あっ!?何事!?」
「ひひっ、流石に白空間(はくうかん)に篭もり続けるのはむりがあったか」
「は、はくうかん?」
「ああ、ホワイテスト………こいつは『ネイチャーアート』ってジャンルで世界の色を固定できる、こいつは白だ」
「そう、僕は真っ白にして邪魔なものを消したり、重力を生み出したりする力がある………極めつけであるマガイモノ奥義こそが【白空間】」
「空間に真っ白な世界、いわばホワイトホールってやつを作って無の世界、ロストワールドにアクセスする力だ」
ロストワールド、虚無の世界。
別世界に隠れてしまえばどんなものだろうと見つかるはずもない、だが……
「それ普通に考えて失格にならない?」
「ならない、エリアから出ちゃいけないんだろ?エリアの中に空間を作っちまえばそれだってエリアの外に出たことにはならないだろ」
「ちょっと、何言ってるか、わかんない」
「まあいいや!真っ白な空間なら俺の映画がよく映ると思ってコンビを組んだがこの際襖でもいい!俺のフィルム術を見よ!」
マネッシは肩に取り付けられている撮影セットにフィルムを差し込む、マネッシは真実のマガイモノ………世界を正確に記録し映画に変えられる、そして……
「アクション!題名は【西洋鎧伝説】!」
映した映画はマネッシの思うがまま現実に反映される……これが悪用されないのもリニュ後たくっちスノーやその他関係者の教育の賜物である
マネッシの映画から騎士が飛び出しKonakun達に刃を向ける
「ちょっ、ありなのそんなの!?」
「いや……なんか違うな、雰囲気が合わない、まあ後で取り替えるか、いけー!」
「あれは無理!逃げよう!」
「いや、あれなら大丈夫かも〜」
花音は鏡を作り出してマネッシの映画の前に被せ、新たな騎士を呼び寄せる、花音の騎士はマネッシの騎士に剣を振るい動きを止める
「えっ、なにそれは」
「しまった!あいつと組めばよかった!」
「今のうちにボールを探すよ〜」
………
「そろそろ撒いたかー?」
「こんなことで諦めるような奴ではないと思うが………」
メイヴの元から離れたハングリースレイヤー……しかし適当に発射しまくっていた為、200発も残っていた弾を使い切り、賞金もなく誰も倒していないので無一文となってしまった
黒影にとってはどうでもいいことだろうが。