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メイドウィン戦闘中inタッグマッチ(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ 
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*20*

「はあ……どうしてリボルバー・ドラゴンなんだろう」

モンブラン博士はリボルバー・ドラゴンを引っ張りながらバトルボールを探していた
すると、ロズムントの声が脳内に響いてくる

【リボルバー・ドラゴンが気になるのかい?】
「えっ?どこにいるの?」

【私は現状1番古いメイドウィンだからね、魂しか存在しない私はこうやって話すことも容易だ】

「あ、なるほど……」

【で、リボルバー・ドラゴンに関してだがこれは我が友人カーレッジのアイデアで……失礼、今はシャドー・メイドウィン・黒影だった】

「カーレッジ?」

【そう、彼は覚えてなかったんだけど本当の名前は『カーレッジ・フレイン』というんだ、私や君たちの時空では随分と迷惑を掛けたけどこっちの彼は気楽そうで何よりだよ】

「それはそうとして、なんでコレなんです?」

【彼が『これなんかどう?』って言うから……まぁ彼、初めての逃走中でゲームマスターをやるときも巨大なヘビを逃走者にしたと言うしね……】

「はっちゃけすぎでしょ、あの人」

【まぁ、カーレッジ自体も存在するんだけど】

「え?」

………

「バトルボールを手にして早々あんたらに出会すとか最悪すぎるだろ」

一方アイ・アム・フランケンの2人は姫路城部分で、双葉虚刀剣豪と出会してしまっていた
前回、逃走中というただ頭脳と足を使うのみだった彼らが、戦闘中で持ち前の流派を存分に震えるとなると……たくっちスノーと言えど油断は出来ない相手である
その上、前日本最強の肩書きを持つ鑢七実はルールによりバックシールドを装備している……真っ向勝負で決めなくてはならないのだ

「七花、手が届かないから代わりに下ろしてくれない?」

「いや、姉ちゃんそれ必要なくない?」

今のところ七実達はボールを持っていないが、油断ならない……たくっちスノーは恐る恐る七花に聞く

「一応聞くが、あんたルールわかってる?」

「とがめにしつこい程聞かされたよ、要は玉を弾くな、受け止めろ、そしてぶつけろで良いんだろ?」

「大雑把だが上手く把握してるようだな、奇策士殿がトレザード社に関わってくれて良かったよ」

「おい、どうする?」

「ボールは今自分たちだけが持っているが……あまり油断はするな」

たくっちスノーはフードを被った謎の男に耳打ちをし、男は背からマグロ包丁を取り出し、七花も構えを取る

「こっちはいつどこでかかってきても構わない、ただしその頃にはあんたを………まぁ八つ裂きには出来ないんだけどな」

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