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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON1 戦闘中 メイドウィン逃走中 タッグマッチ
*21*
「今のところ玉はこれ一つだけ……取れるもんなら取ってみやがれ!チェーンジ!!」
【待った!!】
たくっちスノーが右腕を変えようとするが、その瞬間ロズムント像が下りてくる
「な、何さ!?」
【今回、君のどんなキャラクターにでもなれる能力はあまりにも強すぎるから】
「い、いいじゃん本家には敵わないって設定あるし、あれ3分しか持たないんだし!」
【幅広い戦術ってね、罪なんだよ………カードゲームでも1枚でなんでも出来るカードって消されるでしょ?】
「猿ぅ!!」
【そういうわけだから、これ使って】
天井から時空の渦が現れ、デュエルディスクがたくっちスノーの手元に落とされる
「デュエル(リアルファイト)かよ!リボルバー・ドラゴンといい遊戯王推しはなんだよ!」
【デュエルモンスターズもトレザード社からしたら逃走中・戦闘中に負けられないくらいのエンターテインメント・スポーツコンテンツだからね】
【私がデッキを作り黒影が財力で買ってくれた特別なデッキだ、存分に奮え】
「何してんだ親父ーっ!!まあいいや、来い七花!!」
「おい、ボール持てるのか?」
「大丈夫手を増やせばどうってことはない!」
たくっちスノーは背中から黒い液体を飛ばし腕のように変化させる
「七花、好きなだけやりなさい」
「怪我させるのも駄目な以上、難しいかもしれないが……ッ!!」
七花は膝を付いて踏み込み、一気に加速したくっちスノーに迫る
「この至近距離なら当てられ」
「虚刀流【薔薇】!!」
七花はそのまま飛び蹴りをかまし、姫路城の壁を破壊する
「やべっ!!このまま落ちたら失格になっちまう!!」
城の外に放り出されたたくっちスノーは生やしていた三本目の腕を伸ばして男を掴み、チェイテ城の窓を破壊し侵入して行った
七花は壊した穴からたくっちスノーを確認する
「手応えはあったんだけどな」
「一時的に排除は出来たわ、七花」
「よし、じゃあさっさと他の奴らも片付けちまうか」
七花は七実を肩車して姫路城から降りていく……
96:24
スターダスト・ハンドレッドはピラミッドエリアでバトルボールを回収していた
「やりあうならやっぱピラミッドやろ」
「なんでだ?」
「ほれ見てな」
ピッフィーが壁に向けて回し蹴りを放つと、鋼鉄がぶつかるような綺麗な音が響く
「これ黄金製の壁や、喧嘩するにも吹っ飛ばなくて最適やで」
「それはどうも」
「おっ、来おったで」