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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 68ページ)
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*39*
(プルルルル……)
トレザード社に一通の電話が鳴る、ロズムントはサイコキネシスで受話器を浮かして電話に出る
【はい、何事かな?】
【あのね〜、2つくらいチームの姿が見えなくてね〜、そっちから調べてくれないかな〜】
【了解】
トレザードがパソコンを取り出し、プレイヤーの現在地を特定していく
「どうした?」
【うん、どうやら全く姿を表さないプレイヤーがいるらしい、いやまぁ隠れるのは別に構わないけど、もう70分を切るのに誰にも見つかってないというのは変だ】
「それはそうだな、俺も逃走中はよく見るが見つかんねーなんてのは無かったし、逃走中以上に動き回る戦闘中なら尚更変だ」
データが解析され次々とプレイヤーの居所が明らかになっていく、ドラえもんの道具を漁る主水、七実を探して飛び回る七花、その他……
「見つかりませんね、ドラゴン・レスラーズとホワイテスト・シアターズが」
「社長、クロノス社のフルスキャンで徹底的に絞り出すぞ」
【よろしくね】
ヘレンは1台だけ存在するクロノス社と同じコンピューターを操作する、これは盗んだものでも譲ってもらったものでもない……クロノス社の映像を見てヘレンとメニャーニャが血の滲むような努力の末1台のみ複製することが出来たのだ
「あった!!ドラゴン・レスラーズ発見!!」
「姫路城の天井裏だと……奴らは忍者か!?」
【ネズミじゃない?どうやって侵入したかは知らないけどこれはいけない】
「で、ホワイテスト・シアターズなんだが………これがまた全然見つからない」
「コントロール権をこちらに寄越しなさい」
「貸せってか?はい」
ヘレンはコンピューターのコードをメカエリチャンの背中に繋ぐと、先程の数倍の速さでスキャンが進行していく
「発見しました、どうやら別次元に居るようです」
「なんで別次元!?」
「マジかよどうなってんだこいつら………‼で、どうする社長」
【とりあえずシアターズは爆破しておいて】
「はい」ポチッ
メカエリチャンがボタンを押すと、モニター内の空から大爆発が起き、画面が爆炎に包まれる
「うわあああ!!爆発オチなんてサイテー!!」
【大丈夫大丈夫 死なないし】