完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*28*
たくっちスノー
「………あの声はカノの部屋か、しっかし恐ろしいトラップを考えついたものだな」
たくっちスノー
「目隠しして、裸足にさせて………」
たくっちスノー
「レゴブロックがめっちゃ散らばってる道を1000mも走らせるなんて………」
レオン
「ああああああ踏んだ!!なんか踏んだ!!」
レオン
「訳わかんないけど踏んだらめっちゃ痛いやつ踏んだ!!」
龍我
「た、立てねぇーーー!!」
……
そしてアサルの仕掛けたトラップの部屋は………
月詠
「うわ………」
或人
「ヤバいよこれ」
或人
「割とガチなやつ来た!」
スイッチの先にあったのは………黒と白のレーザー、アクション映画で見るようなタイプのものが無数に張り巡らされていた。
アサル
【ふ、せっかくのトラップということで僕は真剣に作りましたよ】
アサル
【多分カノは変なの作っただろうけど………見ての通りレーザートラップです、反応したら警報がなって即座にハンターが来ます】
響
「やりすぎよ!!あたし達が入る隙間も無いじゃない!!」
アサル
【まぁ落ち着いてください、抜ける方法はありますよ】
アサル
【このレーザートラップ、色によってセンサーが反応するものが異なります】
アサル
【黒は音認識、通った時の足音に反応します……逆に白は物体認識、通った物に反応します】
響
「えーとつまり?」
或人
「黒いレーザー地帯はそろーり、白いレーザー地帯はパッ!と行けばいいってこと」
響
「なるほど!あっちゃん分かりやすい!」
月詠
「…………?」
アサル
【…………】
響
「よし!そうと決まれば早速行くわよ!えーと、最初は白ね?」
響達はレーザー地帯を白、黒、と通り抜けていき……易々とスイッチ前までたどり着いた!
響
「最後は白!だからゆっくり……」
月詠
「ちょっと待ってください」
月詠
「………本当にこのまま進んでいいのでしょうか?」
或人
「どういう事?」
月詠
「………このレーザートラップ、つい最初までとても難しく見えたのに、攻略法を聞いた途端とてつもなく簡単になった。」
月詠
「白を通って黒を通り、最後に白……」
月詠
「これ………簡単すぎて、逆に怪しくないですか?」
アサル
(………そう、ここからが僕のトラップの真髄だ!)