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＊29＊
アサル
(僕の国ではお馴染みのレーザートラップ！)
アサル
(大体の企業で採用しているあの罠……真に恐ろしいのは心理戦！)
アサル
(いろいろ潜入したから分かるが、あのレーザートラップにさらに罠がある！………つまり！)
………
月詠
「例えば………レーザーの色は同じなようで、中身が別みたいな」
或人
「それってひっかけ！？」
月詠
「かもしれません……」
或人
「………どうしよっか？」
響
「えー！？ここまで来て失敗したら恨むからね！？」
或人は念の為ゆっくりと進むと………なんの反応も無いままスイッチまでたどり着いた
アサル
【く、流石にするどいですね………自信あったけど仕方ない】
月詠
「…………」
或人がスイッチを押すと、レーザーも全て消えていった
響
「やったー！」
或人
「それにしてもよくあんなの思い付きましたね、アクション映画みたいでしたよ」
アサル
【ええ、エージェントが活躍するアクション物が大好きなもので。】
月詠
「………」
………
たくっちスノー
「おっ、アサルの所はクリアされたみたいだな」
………
そして大地のエリアは……
大地
『ルールは見ての通り双六！』
大地
『サイコロの目は2から5のみ！2と3が2つある！』
大地
『マスを超えたあとハンターがサイコロを回す！数は1～3で固定！』
大地
『ハンターにつかまらないようにゴールのスイッチまでたどり着いたらクリア！』
ドンモモタロウ
「よし分かった！やろうじゃないか！」
大地
『双六に桃太郎とは随分縁起がいい！期待してるよ！』
ドンモモタロウ
「そうりゃ！」ﾌﾞｰﾝ
ｺﾛｺﾛ
ドンモモタロウがサイコロを投げると、5が出る
ドンモモタロウ
「いきなり5だ！幸先良いぜ！」
大地
（こりゃモモタロウだけでも簡単に攻略できそうだな）
………
レオン
「ち、畜生………こんなクソみたいなトラップに、俺が負けてたまるか……！」
龍我
「なぁ俺閃いたんだけど、足を挙げずに擦っていくように動けば踏まないんじゃね？」
カノコ
【げげっ！！】
レオン
「そうじゃん！？なんでこんな事気付かなかったんだよ！？俺たち全員バカか！？」