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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス 
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「じゃあ皆、構えて!」

雪の合図で4人はスタートの準備をする

たくっちスノーがブルーメンの方を見ると……

たくっちスノー
(ん……?)

ブルーメンの体制はどんな選手でも見たことない形をしていた

たくっちスノー
(クラウチングスタート……にしては足が低いし手の位置が前に出ている)

たくっちスノー
(これじゃまるで………)



「はじめ!!」

たくっちスノー
「っといけねぇ!!」

たくっちスノーは気を取られないように、しっかりとスタートを切った

………

ルドルフ
「トレーナー君には悪いが、こんな事でも負ける訳にはいかない!」

ルドルフは先行の動きでグイグイと進んでいき、ライスシャワーはそれを追いかける

たくっちスノー
「くっ、やっぱりウマ娘は速い!!早く追いつかねぇと………」

と、その時だった、何ががたくっちスノーを追い越した

たくっちスノー
「……兄貴か!」

たくっちスノー
「ってお前!?どんな走り方してるんだよ!?」

ブルーメンは……走っていた、屈んだ状態で手と足を力強く動かして……
その姿はまるで……四足歩行の獣のようだった

たくっちスノー
「犬かよアイツは!?」

ブルーメン
「ワンッ!(^ω^)(お兄ちゃんアピール)」
ブルーメンは尻尾を振りながら走ってたくっちスノーを超えていく

だが、今の彼はそんな可愛い子犬のようには見えない

真後ろから迫る殺気を先頭のルドルフも感じ取っていた……

ルドルフ
(なんだあの動きは………人間とは思えない、獣、それも………)


ルドルフ
(獲物を狙う狼のようだ………!!)

ブルーメン
「ワフゥン♪(゚∀゚)ノシ(お兄ちゃんアピール)」

ライスシャワー
「もうやめてお兄さま!その動きで犬の真似したら本当にワンちゃんにしか見えなくなる!」


そしてそのままブルーメンはゴールインした………!!

たくっちスノー
「う、嘘だろ………あんなふざけた走り方した奴に負けた………」

ルドルフ
「いや………ふざけてあんな事をしたようには見えない、あの獣のような走り方が彼の基本スタイルだろう」

ライスシャワー
「ああなったお兄さまには、ライスも1度も勝ったことないの………」



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