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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*45*
雪
「じゃあ皆、構えて!」
雪の合図で4人はスタートの準備をする
たくっちスノーがブルーメンの方を見ると……
たくっちスノー
(ん……?)
ブルーメンの体制はどんな選手でも見たことない形をしていた
たくっちスノー
(クラウチングスタート……にしては足が低いし手の位置が前に出ている)
たくっちスノー
(これじゃまるで………)
雪
「はじめ!!」
たくっちスノー
「っといけねぇ!!」
たくっちスノーは気を取られないように、しっかりとスタートを切った
………
ルドルフ
「トレーナー君には悪いが、こんな事でも負ける訳にはいかない!」
ルドルフは先行の動きでグイグイと進んでいき、ライスシャワーはそれを追いかける
たくっちスノー
「くっ、やっぱりウマ娘は速い!!早く追いつかねぇと………」
と、その時だった、何ががたくっちスノーを追い越した
たくっちスノー
「……兄貴か!」
たくっちスノー
「ってお前!?どんな走り方してるんだよ!?」
ブルーメンは……走っていた、屈んだ状態で手と足を力強く動かして……
その姿はまるで……四足歩行の獣のようだった
たくっちスノー
「犬かよアイツは!?」
ブルーメン
「ワンッ!(^ω^)(お兄ちゃんアピール)」
ブルーメンは尻尾を振りながら走ってたくっちスノーを超えていく
だが、今の彼はそんな可愛い子犬のようには見えない
真後ろから迫る殺気を先頭のルドルフも感じ取っていた……
ルドルフ
(なんだあの動きは………人間とは思えない、獣、それも………)
ルドルフ
(獲物を狙う狼のようだ………!!)
ブルーメン
「ワフゥン♪(゚∀゚)ノシ(お兄ちゃんアピール)」
ライスシャワー
「もうやめてお兄さま!その動きで犬の真似したら本当にワンちゃんにしか見えなくなる!」
そしてそのままブルーメンはゴールインした………!!
たくっちスノー
「う、嘘だろ………あんなふざけた走り方した奴に負けた………」
ルドルフ
「いや………ふざけてあんな事をしたようには見えない、あの獣のような走り方が彼の基本スタイルだろう」
ライスシャワー
「ああなったお兄さまには、ライスも1度も勝ったことないの………」