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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*72*
リトルココン
「次は左周りね」
たくっちスノー
「なぁ、どうして俺なんだ?」
リトルココン
「なんのことかしら」
たくっちスノー
「とぼけるなって、わざわざ時間作ってまで俺を誘うよりはベテランのルドルフさんとやった方がいいだろ」
リトルココン
「…………景色が」
リトルココン
「景色が気に入らないの」
たくっちスノー
「けしきぃ?」
リトルココン
「今日になってから、貴方がレースに出てから記者があんなに増えた………」
リトルココン
「その全てが貴方しか見ていない、それどころか貴方の悪行しか求めていない。」
リトルココン
「こんなに真剣に走っても、誰も私のことを見てくれない」
リトルココン
「彼らにとってウマ娘はそんな価値すらないというの?」
リトルココン
「どんな物よりたくっちスノーを悪く見せることの方が大事なの?」
………
レースの最中、たくっちスノーを見ている記者をビターグラッセが引っ張り上げる
ビターグラッセ
「なぁ、今あいつ大事なレースの最中なんだけど」
ビターグラッセ
「レース見る気無いなら邪魔だし帰ってくれない?」
………
たくっちスノー
「そういう奴らだよ、あそこにいるのは」
たくっちスノー
「人の問題じゃない、そういう時代なんだよ」
たくっちスノー
「俺は悪者で、俺はどうしようも無いやつだから、何をしてもいい」
たくっちスノー
「俺も心底ムカつくがそれが【時代の流れ】なんだ、奴らは悪者が居ないと生きていけないんだ」
リトルココン
「なら……」
たくっちスノー
「それでも」
たくっちスノー
「それが俺以外の誰かに向けられてしまうのは、嫌だ、あいつらはそういう奴なんだ」
たくっちスノー
「誰かにこんなものが向けられるくらいなら、いつまでも俺が奴らの玩具になってやる」
リトルココン
「………………」
たくっちスノー
「とはい」
たくっちスノー
「今はレース中!!」
たくっちスノーは話してる最中に先程の差しを真似て一気に追い抜かし、3週目を終えた
……
たくっちスノー
「リトルココン、ルドルフさんを倒す以上アンタも絶対に超えてやる!」
リトルココン
「じゃあ、私からも………」
リトルココン
「エグゼ杯を行う時空が貴方の言うように腐ってるなら」
リトルココン
「私がそんな時空を実力で黙らせる」