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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*87*
そして、遂に始まるJRAファイナルズ(長距離)
たくっちスノー
「コースは3000mの芝、天候は曇り、右でバ場良し…今回のルドルフさんは外側……なら作戦は……」ブツブツ
エイジア
「たくっちスノーがデータキャラみたいになってる」
ヤード
「設定的にはデータキャラっぽい感じだけどな」
ブルーメン
「……………」
灰作
「あっちもあっちで普段のノリが感じられんほど真剣な面だな」
ヤード
「そりゃそうだろ、ブルーメンからすれば前のファイナルズのリベンジみたいなものだからな………」
………
たくっちスノー
「始め!!」
シンボリルドルフ
「っ!!」
そして始まった初戦。
シンボリルドルフは力を振り絞り、今までより更に進化した差しで1着を掴み取った。
エイジアのサイレンススズカも別のグループで1着。
そして、残るは雪、ブルーメン達のライスシャワー……
雪
「いけーーっ!!ライスちゃん!!」
ライスシャワー
「……………っ!!」ドドドドドドド
ブルーメン
「前を見ろ!!」
ブルーメン
「お前には、世界には、時空には!!」
ブルーメン
「どこに居ようと『お兄ちゃん』が付いている!!」
ライスシャワー
「!」
ライスシャワー
(お兄さま………!!)
ライスシャワー
「ライスは………やれる!!!」
勢いが着いたライスシャワーは、ぐいぐいと相手選手を追い抜かしていき………
『1着!!六番人気ライスシャワー1着です!!』
雪
「…………!!」
「やったああああああああ!!」
………
雪
「凄い!!凄いよライスちゃん!!」
ブルーメン
「………」
ライスシャワー
「うん、勝てたよ……お兄さま!」
ブルーメン
「そうか、よかった」
灰作
「体調不良者は?」
たくっちスノー
「ゼロ人だ、誰一人気分が崩れてない」
ブルーメン
「当然だ、もうあんなことが起こる事は無い」
たくっちスノー
「なんでそう言いきれるわけ?」
ブルーメン
「それは当然………」
ブルーメン
「俺が『お兄ちゃん』だからだ。」
たくっちスノー
「………そっか、ここまで来ると尊敬の域だよ、兄貴」
ブルーメン
「もっと兄を敬ってもいい」
たくっちスノー
「それはやだ」