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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開
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58:24
ドゴーンドカーン
魔王
「えっ、なんで戦ってるの?」
ヨウコ
「すみませんうちのヤツら血の気が多くて………」
イグニス
「人間ってなんなんだ」
ヨウコ
「いえ、彼らは人間とか超越した存在なので…………」
イグニス
「止めてきます」
ヨウコ
「私も行くわ」
魔王
「待て、お前が行ったら今回の作戦の意味がなくなる……ここは私が」
イグニス
「それはそれで問題では!?」
ヨウコ
「発射!!」
ドォォォン!!
イグニス
「………なんなんだ、あいつら……………」
「待って!!」
マルコ
「マルコも行く!!」
彩月
「面白そうだから私も行く」
ドォォォン!!
イグニス
「……………オレが止めに行った方がよかったかもしれないな」
…………
イグニス
【ということになった】
ジーン
「すみません意味分かりません」
イグニス
【オレだって意味分からん】
ジーン
「ま、まぁとりあえず10個は出来ましたので発射する準備は出来ましたよ」
メアト
「えっこれ飛ばすの………?」
ジーン
「大丈夫です、丈夫に出来てるので発射してもちょっと焦げるだけです」
イグニス
【そうだな、ついさっき人が飛んだという事実を無視したくなるが】
メアト
「……………」
ジーン
「しかし、愛状術士は一体どこに行ったのでしょうか………」
イグニス
【調べようにもこの非常事態だ、城を離れる訳にもいかん】
ジーン
「ですよね………」
イグニス
【メアトはどうだ?】
ジーン
「問題ありません、恋心が上手くコントロールされつつある傾向にあります」
ジーン
「恋心に静と動があるとするなら外にいるのが動でメアトが静といったところでしょうか」
メアト
「イグニス人形はやらないわよ、これは趣味用、これは観察用、これは次元層に置くもの、これは個人的に必要なもの………」
ジーン
「ただ静かになっただけで愛が重いのは相変わらずですけど………」
イグニス
【そうか】
ジーン
「…………というか魔王様も大丈夫でしょうか、外に飛び出していきましたけど」
イグニス
【無事を祈るしかない………】