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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 50ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 ナントカ三術将編 3作同時展開
*44*
魔王
「…………私からも意見を」
魔王
「何故、私に近づこうとした?」
オトメ
「…………家族全員が」
【愛状術士の力で魔王にハーレムさせてやれば、見直して許してくれるはずだから】
オトメ
「と言っていたので」
魔王
「…………私の先祖もとんだ馬鹿物を野放しにしていたようだな」
ジーン
「ええ………この人には悪いですが、だから滅んだとしか言いようがないくらいです」
イグニス
「まずその家族が何処にいるのかを話すんだ」
オトメ
「…………やっぱり、全員裁かれるの?」
ジーン
「当然ですよ、禁忌たる術ですから」
オトメ
「うーーん、でも、確かあの家って…………おじいちゃんお父さんが女を何回入れて………」
ジーン
「はい有罪!!もう考える余地もない!!潰しに行ってきます留守番よろしく!!」
イグニス
「ああ」
バタン
魔王
「こういう時判断が早いのが奴のいいところだ」
イグニス
「愛状術士に勝てるかどうか、だが」
オトメ
「あ、そこは大丈夫よ女性にも勝てたことないから」
イグニス
「……………なんというか、よくここまで隠し通せたな愛状術士…………」
オトメ
「それで………私はどうすれば?」
イグニス
「そうだな………ジーンは既に向かっている」
イグニス
「しばらく待機だ、ただし見張りをつける」
オトメ
「見張り………?」
………………
メアト
「………………」
オトメ
「……………」
メアト
「なんであたしの方ばっかり見てるの」
オトメ
「いや、別に………」
メアト
「あのさ、あんたって………好きな人いるわけ?」
オトメ
「え?」
メアト
「イグニスから大体の事情は聞いたけど………そういうのない?」
メアト
「好きな人の為に尽くしたいとか、そういうのないわけ?」
オトメ
「それは………おじいちゃんもお父さんも、好きになった人が甘やかしてなんでもやってくれるって言うから、自分もそうだったって」
メアト
「いや、そいつら男でしょ…………」
メアト
「はい」
オトメ
「えっ」
メアト
「やることないなら掃除くらい手伝いなさい」
オトメ
「あっ、はい」
メアト
「ついでだから、ここの奴らにも」スッスッ