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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
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*12*
【第3話】
「破滅の闇と救済の光」
…………
天夢
「ん………?」
気が付くと天夢は、再び真っ暗な世界に1人で佇んでいた
天夢
「ここはさっきの………バイオ!空束!どこだ!?」
「天夢、聞こえるか……天夢よ」
天夢
「…………あの時の声、マスターってやつか」
天夢
「マスター、姿を見せてくれ!」
「…………姿?実体化しろ、と言いたいのか?」
天夢
「そういうことだ、お前の姿を見たい!」
「分かった、少し待っていろ」
その瞬間、真っ暗だった世界が真っ白な光に包まれ始める!!
天夢
「うっ………!?」
…………
バイオ
「天夢くん!しっかりして!天夢くん」
天夢
「ん………!?」
天夢は再び、バイオ達の所へ戻ってきた
現在彼女たちは船のような乗り物で時空間を渡っていた。
天夢
「あれ………?また見えなくなった」
バイオ
「びっくりした!突然意識が飛んだのよ 」
空束
「無理もない、戦闘したばかりだ」
バイオ
「大丈夫?疲れてない?」
天夢
「大丈夫だ、それよりも……」
天夢
「実はまた、あの声を聞いたんだ……マスターらしき声が」
バイオ
「えっ!?」
天夢
「真っ暗なところにいて……声が聞こえた、どんな人か確かめたくてお前の姿を見たいって言ったら、突然辺りが眩しくなって………」
天夢
「その後ここに戻ってきたんだ」
空束
「確かか」
天夢
「ああ、2人はそういうのなかったの?」
バイオ
「ええ………意識だけが真っ暗な世界に飛ばされて、マスターらしき声?そんな事があった任天堂戦士は聞いたことないわ」
天夢
「じゃあ、俺は一体………」
空束
「戦えるか」
天夢
「ちょっと腹は減ったが問題は無い」
バイオ
「だったら1度任天堂戦士の世界に戻って、食事を済ませてから次の世界に行きましょう」
天夢
「食事か、何があるんだろう………キノコだけは勘弁して欲しいけど」
バイオ達は進路を変えて、別の世界へと入っていった……
…………
「マスター……私のことを彼はそう言った」
「どうやら、天夢はまだ自分がただの任天堂戦士だと思っているようだな」
「しかし、お前は………」