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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 63ページ)
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*3*
天夢
(あの声は俺にここに来る上で役に立つ能力を与えたと言っていた)
天夢
(つまり、俺には今特別な力が備わっている………)
天夢
「あれ、それってどうやって発動するんだ?」
天夢
「ステータスオープン!」
……
天夢
「出ない」
天夢
「異世界転生した奴らって当たり前のように出るから俺もそうなのかと思った」
天夢
「なにかアクションをとればいいのか?よいっ…………」
天夢
「しょっ!!!」
天夢が腕を振り上げて正拳突きを放つと、肘から先がみるみる伸びていった!!
天夢
「おおおおおおおおお!?」
そして、伸びきった腕はそのままの勢いで元の長さに戻っていった
天夢
「はぁ………はぁ、今のは…………」
天夢
「…………ゴム人間?俺、海賊王?」
状況を呑み込めないでいると、先程見えた黒フードが天夢の居る方へと走り出した
天夢
「おっ、結果的に気付いてくれたならいいか………いや待て」
天夢がよく見ると、最初は1人にしか見えてなかった黒フードの人物が沢山歩いて来ているように見えてきた
天夢
「なんか多くない?」
天夢
「……………もし、敵だったら俺はここで死んでいるな」
天夢
「………もしもの話だけど念の為だ」
天夢は近くの木の枝に向かって腕を延ばし、葉っぱの中に身を隠す
天夢
「…………ん?」
しばらくすると黒いフードの人間たちが近くに現れる
「………今、確かに任天堂戦士の姿が」
「間違いないのか?」
天夢
(任天堂戦士……俺の事を言ってるのか?確かあの声もそんなことを………)
天夢
(任天堂って、多分あのゲーム会社の任天堂だよな………?)
「だが、ここから腕が伸びてきたのは確かだ」
「……………他に任天堂戦士が居たとはな、教祖様に報告するべきか?」
「いや、それよりは捕まえてしまった方が良いだろう」
「そいつが何であれ、我々とあの人の求める【闇】に不要な存在であることには間違いないない」
天夢
(………何?闇、だって?)
「しかし、本当に人の気配はないな」
「………1度、燃やした後だからな」
天夢
(なっ………!!)