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スマブラ戦記Another レジスタンス(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 63ページ)
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*57*

【第16話】
「暗 滅 降 臨」

天夢
「うわっ!!?」

天夢の足元から触手が飛び出し、巨大な怪物‥‥‥ダーズが姿を現した!!

天夢
「こ、これはまずい‥‥‥」

マリー
「天夢!!ここは逃げるぞ!!ヨルノズク、そらをとぶ!!」

ヨルノズク
「ホーー!!」

天夢
「おっと‥‥‥アイゼンベルグさん!!」


天夢はヨルノズクに掴まり、腕を伸ばしてアイゼンベルグを引っ張りあげる

アイゼンベルグ
「化け物め!!0501!!くらえッッアトロスミサイル!!」

アイゼンベルグは右腕を人形に変え、ダーズに向けてミサイルを発射し、瞳に激突する!!

爆風は辺り一面に広がる!!

天夢
「なんて威力‥‥‥‥」

アイゼンベルグ
「アトロスは核も顔負けの最強兵器だからな、これで奴も‥‥‥‥‥」


「ふっふふふふふふ」


アイゼンベルグ
「!!?」


煙が晴れた先‥‥‥‥ダーズは、ダンテは


傷一つなかった。


アイゼンベルグ
「はぁ!?ば、ばかな‥‥‥‥大体のロボットは即死する最強のミサイル、アトロスだぞ!?」

ダンテ
「貴方達の力はダーズ様のエネルギーに変換され作られた仮初のもの!!わたし達とあなたは完全な上下関係にある!!」


天夢
「なんて力だ‥‥‥‥これが、ダーズの‥‥‥‥」



マリー
「急げ!!ヨルノズク!!」

ヨルノズクは猛スピードで元の世界へ戻っていく


ダンテ
「‥‥‥‥ダーズ様!追いかけなくてもいいです」

ダンテ
「それよりは、この星を支配してしまいましょう」

ダーズはダンテに応えるかのように触手を伸ばしていき、闇に覆われていく‥‥‥‥


ダンテ
「さて、そろそろわたしも力を使う時が来ましたね」


ダンテ
「【クレイジーハンド】!!」

‥‥‥‥‥‥


天夢
「はぁ‥‥‥‥はぁ‥‥‥‥はぁ‥‥‥」

マリー
「なんとか逃げきれたな‥‥‥‥」

アイゼンベルグ
「だけどよ‥‥‥このままじゃまずいだろ」

天夢
「ああ、1体どうすれば‥‥‥‥」


剣丸
「天夢殿!!」


天夢
「あっ、剣丸さん!!みんな!!大変なことに!!」

>>

天夢
「‥‥‥‥あれ?灰路さんは?」

バイオ
「それが‥‥‥途中でマスターアマゾネスの面々と会ってね」

マリー
「何!?あいつらが!?」

バイオ
「それで‥‥‥1人で相手するから、先に行ってって言われて‥‥‥それからは‥‥‥‥」




「天夢君!」

天夢
「‥‥‥あっ!」


灰路
「‥‥‥‥‥‥」

天夢
「灰路さん!!」



灰路
「天夢君聞いてくれ、実は、僕は」


天夢
「無事でよかった!!」


灰路
「!」

天夢
「良かった‥‥‥‥みんな無事だ‥‥‥なんともなかった‥‥‥‥‥」

灰路
「‥‥‥‥もう、本当に君は、優しい人だなぁ」

灰路
「危ないじゃないか、僕が危ない殺人鬼だったら君はもう死んでたのに」

天夢
「こんな時に何言ってるんだ‥‥‥貴方も無事で良かった‥‥‥」

灰路
「‥‥‥‥ああ、それと」


ギン
「‥‥‥‥‥‥」

マリー
「お前は‥‥‥‥ギン!」

ギン
「マリー、私は‥‥‥」

マリー
「お前今までどこ行ってたんだよ!心配したんだぞ!あれから、連絡も寄越さないで‥‥‥‥」

マリー
「なんで、なんで1人にして‥‥‥‥」

ギン
「‥‥‥‥うん、うん、ごめんね‥‥‥‥弱くって‥‥‥‥」

マリー
「‥‥‥‥オウカと、テンズはどうしたんだ?」

灰路
「その‥‥‥‥オウカは僕がちょっと、やりすぎちゃいまして」

ギン
「それとは別でSNS大炎上らしいから、もう表舞台にも出てこれない」

ギン
「テンズは‥‥‥しばらくゲーム、やりたくないって」

マリー
「誰も死んでないんだな?」

ギン
「‥‥‥‥うん」

マリー
「そうか‥‥‥‥よかった、本当に‥‥‥‥」


ギン
「‥‥‥‥ごめんなさい、マリー」

ギン
「私は本当は、貴方と楽しくゲームをしたかったのに、守れなくて」

灰路
「僕も‥‥‥‥ごめんなさい、嘘をついていました」

灰路
「本当は僕、PKサンダーもファイアーも打てます」

灰路
「それに‥‥‥‥君らと違って、僕は現実でも…………」

天夢
「……………あっ、それどころじゃなかった!!」


天夢
「大変なんです、今から言うことは全部本当です、実は…………」

>>

「「「「ええええええええええええ!!?」」」」


バイオ
「暗滅教が宇宙人で………」

ブルース
「俺たち任天堂戦士は………つまり、奴らにキャトルミューティレーションされた存在だったのか!?」

剣丸
「うーーーむ、信じ難いがそれ以外に納得できるものがない………」

空束
「それよりも天夢」

空束
「お前の力になっていた、光救教すらも、敵だったとはな」

天夢
「…………認めたくないよ」

天夢
「俺たちは巻き込まれただけ、光救教も暗滅教も………侵略者」

天夢
「ただのエイリアンの取り合い………その程度の事だったなんて」

天夢
「……………あれ?」


天夢
「いや、まだ分からないことがある………」

天夢
「俺に力を貸したあの少女………オリヴィエについてだ」

空束
「…………お前だけが、違う転送された理由、それは分かった」

空束
「俺たちは………ダンテに利用された」

空束
「俺たち全員が、ダンテの伏兵、だがお前は………オリヴィエ」

空束
「光救教側に拾われた、だが………」

天夢
「良さそうなものを暗滅教は大体取ったと言っていた」

天夢
「残ったのは俺だけだったのか………」

空束
「…………それで、どうするんだ」

天夢
「どうするって………止めるしか、ない」

天夢
「………ダーズの強さは未知数だし、大体エイリアンってどう倒せばいいか分かんないよ」

天夢
「でも………やるしかない!!」

天夢
「このまま地球を奴らのすきにさせてたまるか!!」


灰路
「…………宇宙人ですか、なんだかスケールが大きすぎてついていけなくなってきましたよ

アイゼンベルグ
(……………やべぇ、これ口挟む暇がない、でもスパチャが…………)

剣丸
「ダーズはどれほどの実力が?」

マリー
「めちゃくちゃつえー、あたし達の能力はダーズの力を元にされてるってダンテは言ってた、だから下手に行動に出ても………」


ブルース
「手も足も出ないということか………」

バイオ
「ん………?ね、ねぇみんな!!あれを見て!!空が!!」

天夢
「空………?」




天夢
「こ、これはっ………!!」

>>

空に浮び上がる、大量の白い腕…………


天夢
「マスター………いや、クレイジーハンドだ!!」

空束
「あれ全てが、クレイジーハンドなのか………!?」


バイオ
「あっ、あそこ何か浮いてない!?」


バイオが指さした先、クレイジーハンドの群れの中心にあったのは、ダーズと、ダーズに引っ張られた大陸………大きな黒い教会………


天夢
「もしかして………あれが暗滅教の本部か!!」

剣丸
「ということは、ダンテはあそこに!」

天夢
「………このままじゃ奴らは本当に全てを闇に染め上げる!」

天夢
「任天堂世界諸共………地球全てを!!」

マリー
「ダンテを止めないとまずいだろ!?」

天夢
「………空束って確かヘリコプターになれたよな」

空束
「俺と、ヨルノズク合わせても、この数は無理だ」


マリー
「じゃあもっと仲間を集めろ!!ギン、もっと沢山のやつに声掛けに行くぞ!」

ギン
「分かった…………」


バイオ
「ね、ねぇなんとかならないかな!?貴方の能力で………」

アイゼンベルグ
「いや、無理です!!マリオネーションギアに飛行型は存在してなくて………って!!スパチャ無しで喋っちゃった!!」

天夢
「……………俺は先に行きます!!」

マリー
「天夢!?」

天夢
「ダンテの狙いは光救教の俺だ!!間違いなく真っ先に潰しに来る!!」

天夢
「俺が時間稼ぎをするので、皆さんは仲間を!!」


アイゼンベルグ
「おい、何を勝手に!!」


天夢は限界まで腕を伸ばしてクレイジーハンドを掴み、引っ掛けながら進んでいく


剣丸
「………行ってしまったでござる…………」


ブルース
「仕方ない!出来る限り協力してくれる人間を集めるぞ!」


空束
「天夢………」


……………



ダンテ
「おや?」


天夢
「はっ!!おりゃっ!!」



天夢
「よいしょっ!!」


ダンテ
「………ふふっ、来ましたか………天夢君。」


天夢
「ダンテっ!!!」



ダンテ
「天夢君、惑星ディストティアの使者として随分動いてくれましたね」

天夢
「違う!!俺は地球人、お前たちの敵だ!!」

>>

天夢
「…………たとえ、俺が光救教最後の希望だったとしても関係ない!!」

天夢
「俺の星をお前達の好きにはさせない!」

ダンテ
「………我々の事情も考えてはくれないのですね、まあそりゃそうか、侵略者ですもの」

天夢
「侵略………そういえば聞いてなかった、自分の星はどうしたんだ………?」

ダンテ
「これを言ったら同情してくれますか?」

天夢
「……………理由もなく襲われるよりは、マシだよ」

ダンテ
「分かりました、えーと実を言うとですね」


ダンテ
「私達の星、滅ぼされちゃったんですよ」


天夢
「……………えっ、誰に?」

ダンテ
「誰って………ディストティアに」

天夢
「!!?」

ダンテ
「ディストティアはとんでもないエゴの塊の星です」

ダンテ
「逆らう生物の星は滅ぼし、資源を粗方奪いさるハイエナみたいな奴らです」

ダンテ
「生き残ったのはわたし、マルキュー、マオーマのみ」

ダンテ
「星の主であるダーズ様は逃げようとした、だがキーラは潰そうとした」


ダンテ
「だから………キーラが来る前に貴方には死んでもらいます、天夢君」

ダンテ
「キーラは強い、わたしより遥かに強いです」

ダンテ
「奴は我々が死んだらすぐここを狙い、光の力で全てを消し去ることでしょう」

天夢
「…………お前の事情はよく分かったよ………でも」


天夢
「………それは…………キーラが悪いってことなら………どうして………」

天夢
「どうして侵略なんて方法を取っちゃったんだよ………」

天夢
「侵略じゃなくて移住なら、俺は歓迎したのに!!」

天夢
「………キーラだって倒す手伝いはした!!なのに………」

ダンテ
「…………地球人というのは、人のことを思いやれる余裕があるんですね」

ダンテ
「デスギアにはなかった感情です………実の所、羨ましい」


ダンテ
「でも、わたしは後戻りは出来ないんです」

ダンテ
「天夢君………これで終わらせます、貴方を地球人代表として………宣戦布告します」




ダンテ
「この星はっ!!我々デスギア人の物となる!!」

天夢
「地球を………誰にも渡してたまるか!!」

END


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