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スマブラ戦記Another レジスタンス(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 63ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 灯火の星 スマブラ 
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*8*

………

小屋の外で天夢と空束は見張りをしていた


天夢
「………暗滅教ってのを倒せば俺たちは帰れるのか?」

空束
「恐らく、多分、分からないけど」

天夢
「そこまで否定しなくても………ところで、空束とバイオはいつからこの世界に」

空束
「………」(指で2を指す)

天夢
「2日?」

空束
「…………」


空束
「2ヶ月」

天夢
「2ヶ月!!?」

空束
「バイオが数えてない日もある、だが60日以上経っていることは、分かる」

天夢
「…………大丈夫か、俺サバイバルとかやったことないぞ」

空束
「ちゃんと休めるところはある」

天夢
「あ、そうなの………ならいいけど、いやよくない」

天夢
「お前って、いくつなんだ?」

空束
「………17」

天夢
「俺も同じくらい、高校生か………」

天夢
「単位とか、出席日数とか、大丈夫なのだろうか………こっちとしては勝手に呼ばれたわけだ」

天夢
「………ゲームは好きだし、なんか危険なら助けたいとは思うけど、俺達のことも考えて欲しいものだ」

空束
「…………そんな事を今考えても仕方ない」


空束
「今は、生き残る事を考えるんだ」


天夢
「え、生き残るって」



天夢
「まさかこれって…………俺達も、死んだりするのか?」

天夢
「ゲームの世界だから、こう、残機とかあるわけじゃないのか?」

空束
「………暗滅教に狙われた時、どう思った?」

天夢
「………なんとなく、捕まったらただでは済まないと感じてはいた」

空束
「そういう事だ」


空束
「コンティニュー、残機」

空束
「それを持っているのは、ゲームキャラのみ」


空束
「俺たち人間には ない。」

空束
「事実、俺たちより前に死んだ任天堂戦士は」

空束
「数多く存在している」

天夢
「………………」

天夢
「………だったら」


天夢
「俺はお前にも、バイオにも死んで欲しくないな」

空束
「…………」

ヨルノズク
「ホー」

2人が話していると、先程放したヨルノズクが戻ってきた

天夢
「ヨルノズクが帰ってきた!」

空束
「バイオへの報告は、お前がやれ」

天夢
「分かった」

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