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カオスcross混屯物語(消失)『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 108ページ)
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【第12話】
『災厄なる龍は炎に導かれる』

奈津子
「無事に戻ってこれたようね」

弘司
「ああ、十黒柱も一本折った」

那雄宏
「折るって表現も変だけどな………ところでババア、クローンの追加オーダー、5人くらい頼む」

奈津子
「上司使いが荒いエージェントね………いいわ、また次の十黒柱を倒すまでには完成させておくから」

那雄宏
「おうおう」

冴子
「………それで、次はどこに行けばいいんですか?」

奈津子
「貴方達が幻想郷に向かっている間に新たな十黒柱の反応を掴んでおいたわ」

奈津子
「それなんだけど……」

弘司
「何か問題でも?」

奈津子
「その十黒柱はどこかに留まっている訳では無い………あちこちを飛び回っているのよ、それも高速で」

晴香
「飛び回ってる!?」

奈津子
「地に降りることは滅多に無く、活動時間をほぼ空の上で過ごしている………そして地に降りた時、まさに隕石のように文明を破壊する………」

那雄宏
「【彗星王】ってところか」

晴香
「でもどうするの?そんな奴、追いかけようがないよ………」

奈津子
「心配ないわ晴香、次の地上着陸地点まで予測しておいたから」

アレックス
『なんなんこの人チートなの?』

ルイージ
『まぁ、こうでもしないと話進まないし……』

晴香
「で、その落下地点は?」

奈津子
「群馬県よ」

晴香
「ふーん、群馬………ええっ!?グンマー!?」

メイドウィン
『ついに来たか群馬』

ロストメイドウィン
『俺はまだグンマを知らない』

真上
『さあ、誰が死ぬかな』

弘司
「群馬を何だと思ってる」

那雄宏
「ま、場所が分かるならなんでもいいだろ、さっさと行こうぜ」

弘司「今度は電車賃自分で払えよ」

晴香
「ていうか、毎度毎度タカらないの!!」

那雄宏
「心配すんな、帰られる前にあのアライグマの財布スっておいた」

冴子
「貴方ってほんと………人として………もう………」

晴香
「私、なんでこんなやつと仕事してんだろ………」

………
〜群馬県〜

晴香
「ここ本当に人間の住んでる場所なの?」

那雄宏
「もうちっと戦時中みてぇなイメージあったけどな」

晴香
「魔境通り越して、既に文明が滅んだ後じゃない………」

こなた
『グンマーがグンマーですら無くなってる』

アルテラ
『悪い文明だったか』

メイドウィン
『ある意味翔んで埼玉より失礼だな』




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