完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~
*95*
【第13話】
『パラダイス・エスケープ』
晴香
「母さん、ただ今戻りました……」
奈津子
「ええ、全員無事ね………で松山、どうせ貴方の事だからクローン増やせって言い出すんでしょ?」
那雄宏
「グンマー人だろ?作らずにいられるか 」
奈津子
「作るのは私なんだけど……まあいいわ、例のヤツらは作っておいたから」
晴香
「残りの十黒柱は6つ………」
那雄宏
「俺がジャック・アトラスをぶっ殺したから5つだよ」
晴香
「そうね、ワンターンキルしなければあのまま折れてたわよアレ」
那雄宏
「うっせー」
奈津子
「クローンは出来たけどまだ十黒柱の在り処は分からないわ」
冴子
「そうですか」
那雄宏
「まあこういう時は『たまたま見つかるパターン』だからどうでもいいけどな」
こなた
『これってアリなの?』
ブルマ
『ドラゴンレーダーみたいにあっさり在り処が見つかることがおかしいのよ』
メイドウィン
『まぁな、作業よ作業』
晴香
「あっ、じゃあ寄りたいところあるんだけど」
弘司
「どこに行くつもりだ?」
晴香
「ここずっと戦いばかりで汚れや汗が染み付いてさ………洗濯したい」
弘司
「そういえば俺達はずっと働いてたな」
冴子
「そういえば最近妙なクリーニング屋の噂を聞きますね、人ならざるものがいるとか」
晴香
「人ならざるもの?面白そうね、どこにあるの?」
冴子
「確か静岡県……」
晴香
「次の目的地は決まったわ」
奈津子
「いってらっしゃい」
那雄宏
「俺も洗濯すっかな」
晴香
「貴方はいいわよね、上半身裸でも問題ない服なんだから」
那雄宏
「レベルMAXも同然だから脱いだらケンシロウみてーになってそうだな」
弘司
「バカなこと言ってないでさっさと静岡行くぞ」
晴香
「なんか日本旅行してるみたいで楽しい」
冴子
「楽しまないとやってられませんね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜飛行機〜
眞子
「あっ」
晴香
「あっ」
眞子
「……………」
晴香
「…………」
眞子
「念の為聞いておきますけど、度は順調ですか?」
晴香
「う、うん……今のところはね」
眞子
「そうですか、よくも私を無視してくれましたね」
冴子
「そんな『よくも私を殺してくれたわね』みたいに言われても困るんだけど」
眞子
「………で、忘れてました?」
晴香
「ごめん、北海道行ったり京都行ったり幻想郷行ったり魔界行ったりグンマー行ってたりしてたから……」
眞子
「後半、魔境すぎません?」