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仮面ライダーメモリアル(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 86ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*19*

ゲイツ
「何故3代目が今になって動いているんだ?」

ウォズ
「もう引退されたのでは?」

三太夫
「引退だと?俺はまだ現役だが‥‥‥」

ツクヨミ
「え?でももう何代も出来てるんだよ?」

ソウゴ
「そうだよ、門矢士だってその1人‥‥‥‥」



「白湯三太夫‥‥‥‥ああ、大体わかった」


「4代目から先は勝手に名乗っていたわけか」

三太夫
「そういうことだ」

ソウゴ
「えっ」

三太夫
「俺は白湯三太夫、ジジイの口振りでこの屋台と一緒に仮面ライダー白湯なんてものを背負っている」

三太夫
「‥‥‥‥‥この辺りは妙に寂れていると思い、ここに店を用意した」


「あ‥‥‥‥あ‥‥‥」

三太夫達が話しているとボロボロの服を着た少女が現れる


「お腹が空いて‥‥‥」

三太夫
「ちょっと待ってろ」

三太夫は素早い手つきで白湯ラーメンを用意する

三太夫
「銭なんか要らん、麺と出汁だけラーメンだ」

「あ‥‥‥‥あっ、あああ!!!」ズズズ


「お、美味しい‥‥‥‥美味しくって、優しい味‥‥‥‥」

三太夫
「ジジイの思いがこもってるからな」

ゲイツ
「ジジイ?」

三太夫
「初代仮面ライダー白湯、俺の爺さん白湯郷太郎の事だ」

三太夫
「この白湯ラーメンとラーメンの力が込められたベルトを継げって言いやがった全ての元凶さ」

ソウゴ
「でも三太夫も嬉しそうじゃん」

三太夫
「‥‥‥‥ハッ、俺が好きなのはラーメンだけだ」

ソウゴ
「またまたそんなこと言って‥‥‥あ、そうだ、もしあんたの言うことが確かならとんでもないことになってるんだ」

三太夫
「とんでもないこと?」

ゲイツ
「仮面ライダー白湯を名乗る男がこの辺にいる」

「そ、そうなんです‥‥‥‥わ、私の店も、白湯から失格の角印を押されて、閑古鳥が鳴くどころか、嫌がらせを‥‥‥‥」

三太夫
「‥‥‥‥お前ら、その白湯野郎を知っているか?」


「案内してやろうか?」

ソウゴ
「逢いに行くの?」

三太夫
「白湯は俺だ、俺の名を語ってラーメン汚すような奴を‥‥‥‥灰汁(クズ)と呼ぶんだ」


三太夫
「ガキンチョ、そのラーメンのツケはあんたんところの自慢のラーメンで払ってもらうぜ‥‥‥‥この件が終わったらな!」

【前編 終】

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