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*18*
ソウゴ
「そんなライダーもいるのか…………」
ジーク
【世界の破壊者………何故、そういうことを我々に伝えない】
士
「俺はただ出会っただけだ、伝えるまでもないだろう」
士
「…………で、お前達も今のやつにはあったのか?」
ソウゴ
「うん、13代目ね」
士
「あいつはすぐ辞めるタイプだ、ライダーとしての技量がない」
ゲイツ
「辞めたらどうやって新しいやつが引き継ぐんだ?」
士
「屋台を見なかったか?」
ソウゴ
「屋台?ああ、白い屋台の風来坊!って話では聞いたよ」
士
「そいつには白湯スープの材料が一通り揃っている」
士
「そいつで白湯スープを作ってしまえば引き継ぐことが可能になる、どんな味だろうとな」
ソウゴ
「どんな味だろうとって、試したの?」
士
「俺は10代目だった、ラーメン作りにはあまり興味ないからすぐ辞めたがな」
ウォズ
「そして11、12と繋いでいき………現在の13代目に至ると」
士
「で?あいつの力を継承するつもりか?」
ソウゴ
「…………流れ的には、俺が14代目になればいいんだよね?」
士
「あいつが辞めるなら、な」
ソウゴ
「まぁ何はともかく、白湯スープ作ってみようか」
士
「ここに白湯がいるなら屋台だって置いてあるはずだ、継承したいなら作っておいて損は無い」
ソウゴ
「ありがとう、士!」
士
「ああ」
「おい士、ちょっと出前行ってこい」
士
「任せろ」
…………
「………………この街も、随分寂しくなったな」
「あのジジイの魂が篭った白湯スープも、こんなに濁りやがった」
「一体誰がこんなことしやがった………」
ツクヨミ
「あっ、屋台ってあれじゃない!?」
ゲイツ
「よし」
「待てお前」
ソウゴ
「えっ!?」
「お前、俺のスープに何しようとしやがった」
ソウゴ
「えっ!?何って白湯の力を継承する為にスープを作ろうと‥‥‥」
「素人がスープなんか作れると思ってんのか、ぶっ飛ばすぞ‥‥‥なんてジジイは言うだろうな」
ソウゴ
「え!?あんたまさか白湯!?何代目!?」
「何?俺は白湯三太夫‥‥‥3代目だ」
ソウゴ
「3代目仮面ライダー白湯!?めっちゃ若い!?」