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*63*
ソウゴ
「さっき、給料とキャリアとコネ目当ての奴が4割、真面目に時空守りたいやつが4割の組織だって言ったよね?」
ソウゴ
「残りの2割は?」
旋風
「………………1割は、たくっちスノーへの復讐の為に近づいた奴」
ソウゴ
「俺もそういう人の話は聞いたよ」
旋風
「まぁ、復讐言うてもアン頃の局長さんを見てやってられなくなって、そのまま居座っとるやつもおる」
旋風
「……………ほんま、たくっちスノーって存在はよー分からんのや」
旋風
「誰もが知ってる極悪犯罪者、それが前の認識やったはずなのに、今となっては正義の味方」
旋風
「そりゃまぁ悪役が味方になるのはそういう系の定番やし、ワシもそういう漫画好きやけどさ」
旋風
「複雑になってるのはそれだけやないだろうけど」
ゲイツ
「…………最後の1割は?」
旋風
「…………こんなこと監理局で言うたらぶち殺されるけど、もうないならええわ」
旋風
「たくっちスノーを尊敬して、手伝いたいと思っとるやつが1割」
旋風
「ワシがそうや」
ソウゴ
「!」
旋風
「…………たくっちスノーには内緒やで、あの人そういうのいっちばん避けとるからな」
ソウゴ
「なんで尊敬してるの?」
旋風
「絶対に諦めないってとこかな」
旋風
「…………っはぁ〜、しかし監理局ないんじゃワシどうしようもないじゃん」
旋風
「ワシの知っとる同僚にはもう会えへんし、あいつらもこれからどんな生活送っていくんやろな」
ソウゴ
「…………ねぇ!旋風さ!」
ソウゴ
「革命団に入ろうよ!」
旋風
「………革命団じゃと?」
ソウゴ
「俺たちの組織………たくっちスノーもそこに居るんだ!」
旋風
「………なんやて!?たくっちスノーが!?」
ソウゴ
「そうだよ、来てくれたらきっと喜ぶよ!」
旋風
「…………」
ゲイツ
「それに、お前の仮面ライダーアラシの力は中々のものだ」
ウォズ
「君のような戦力を我々は必要としている」
旋風
「…………遠慮しとく」
ソウゴ
「どうして!?」
旋風
「アンタ、そのセリフをワシ以外の奴に言ってくれるか?」
旋風
「監理局の………あいつの部下が何人おると思ってんのや」