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*68*
sorutymata
「斬刀・鈍?」
咲夜
「名前だけ聞くと凄く柔らかそうな刀のようですが」
七花
「おれととがめが集めてる十二種類のうちの一つだ、よく覚えてるよ………アレは十二種類の中でも切れ味がいいんだ」
七花
「でも、なんであいつがそれを………」
早苗
「レプリカって言ってませんか?」
七花
「なんだよそれ?」
sorutymata
「………模造刀、つまり偽物ですよ」
七花
「そういう事か、じゃ…………折っても構わねぇか」
sorutymata
「しかし、あの斬撃が厄介ですね………」
ミレイ
「零戦!!」
咲夜
「ふっ!!」
早苗
「やっ!」
咲夜がナイフを投げ、早苗が弾幕を打つも斬撃はナイフを真っ二つに割り、弾丸を切り裂いて飛び壁に大きな傷を残す
早苗
「弾幕すら斬ってしまうとは………」
sorutymata
(弾幕もナイフも貫通して飛んでくる斬撃、あんな刀が存在してるとは………一体誰がどんな方法で製造を………)
ミレイ
「私の刀は………素晴らしいでしょ?誰にも負けない、最強の刀!」
七花
「ああ、確かに鈍はいい刀だ、おれは刀の出来とかはよく分かんないが、経験がそれを証明してる」
七花
「………だけど、まだ弱いな」
ミレイ
「ええ?」
七花
「忘れもしない、斬刀鈍の持ち主………おれが戦った初めての剣士」
七花
「居合って奴がとんでもなく速くてさ、今ここで初めておれは【剣筋】を見たんだ」
ミレイ
「………!」
sorutymata
「剣筋が見えないほど速く居合抜きが出来る剣士………それが真なる鈍の所有者の技術」
七花
「零戦………いや、零閃?まあどっちでもいいか、その技を使えるだけでもあんたは凄いと思う、けど!」
ミレイ
「零戦!!」
七花
「失礼かもしれないが、はっきりと言うぞ!」
七花
「あんたはおれが戦ったあいつと比べ、決定的に実力差がある!」
七花は3つの斬撃を急転換でかわし……
ミレイ
「うあああっ!!」
ミレイは居合抜きを止め、一気に引き抜いて七花の首を狙う
早苗
「普通に刀を抜いた!?」
七花
「虚刀流………!!」
咲夜
【咲夜の世界】
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わずか数秒の間に
咲夜
「斬撃さえ無ければ回収は容易です」
ミレイの手から刀は抜かれていた
七花
「野苺!!」
そして、七花の技でミレイは吹っ飛ぶ
sorutymata
「私が出る幕は無かったみたいですね」
七花
「なんかごめんな、見せ場奪ったみたいな感じで」
sorutymata
「いえ、こちらも力の消耗は避けたかったので」
咲夜
「この刀はどうするの?」
早苗
「妖夢さんにあげればいいんじゃないですか?居合の練習にって」