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俺のトモダチは不思議ちゃん
日時: 2010/08/05 17:08
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

▼comment

忙しいので休日ぐらいしか
更新できないと思いますが、
頑張りたいと思いますヽ($≧∪≦*◆)ノ
コメ、アドバイス等もらえたらすごく②嬉しいです!


▽fiction

prologue>>1 character>>2  mob character>>23
              
第01話>>03   第06話>>15   第11話>>30
第02話>>04   第07話>>22   第12話>>34
第03話>>05   第08話>>24   第13話>>35
第04話>>08   第09話>>26   第14話>>39
第05話>>14   第10話>>28


▼supporter 

優衣香s 万年筆s 雪白s 真祐s


Thanks!

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Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.26 )
日時: 2010/07/22 20:45
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−09



「そっそんな…無理無理無理…」


俺は直ぐ否定した。が、体は正直だった。
無意識に真帆ちゃんの手を握っていたのだ。


「…?」

「あっ…これは…」


断る理由も無かったので、
詰まるところOKと言ってしまった。

どうしよう、俺…



「伊槻〜!頼むから一緒に来てよ〜〜〜!!!」

「は?ふざけんな、明日俺は用事があんだよ。」


ついさっき真帆ちゃんと別れた。

その後の今、伊槻にしつこくお願いしている。
明日真帆ちゃんの家に一緒に来てくれ、と。
だけど伊槻はやっぱ伊槻だ。
こうやって頭下げて頼んでも、全くの拒否。


「伊槻の人でなしが!!!!」

「フン、何度でも言えばいい」

「はぁ〜…」

「だったら岡本にでも頼めば?」

「あっ、その手があった!」



−翌日−


「希〜咲ちゃ〜ん♪」

「和樹」

「ねえ今日さ、一緒に真帆ちゃん家いかない?」

「…真帆…?」

「そっか!希咲ちゃん2年から転校してきたから
 分かんないか。
 2-2組の伊倉真帆ちゃんって子!
 てか俺も昨日知ったんだけどね。」

「わあ!行きたい!…んだけど…
 ごめんね、今日蛙の解剖の日なの。
 だから無理!」

「…は…?」

「今日はね、月1の蛙の解剖のお時間なんだぁ。
 蛙のダッチ君を解剖するの!
 ダッチ君の体を…(ry」


不思議と残酷を兼ね備えてるぞこの子は…;;


「その用事、どうにかならない?」

「無理なんです。無理なんです!
 ダッチ君が言ってるの!
 切って〜解剖して〜って!」

「あっそうですか。(冷)」


どうしよう…マジ誰もいねえ…
長谷川ちゃんと田端っちもダメだったし…

仕方ない!!


清水の舞台から飛び下りるつもりで
真帆ちゃん宅と言う名の戦場に、行ってきまする!




  ・・・てか今回、こんな展開でいいんですか…。
               (カオス…)




Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.27 )
日時: 2010/07/22 17:47
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

ちょっと短いですけど9話更新!

Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.28 )
日時: 2010/08/02 17:54
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−10



てか!ここまで気張る必要なくない!?
だって…別に何かあるわけでもないしっ

ただ勉強を教えてもらうだけ!!!!


「なんか和樹から炎か何か出て見えるんすけど」

「私も、なんか見える…熱気?」

「和樹の奴、真帆がそんなに気になんのか…」


!!

伊槻くんも女の子だけど呼び捨て
する子はいるんだ…。
その子…伊槻くんと親しいのかな…。
なんかメッチャ気になる!


「やっと和樹も赤点取らないように
 やる気出してくれたか…。」

「あ…それは良い事だよね!やる気出してくれて」

「…なんか岡本も頭悪そ。」

「えっ」

「お前が赤点取るのこの目で確かめてやるよ。
 上から見下ろすようにな。」

「ねえ伊槻くん、私エガちゃんのマネしていい!?」

「は!?」




遂に時が来てしまった。
学校が終わったって事は…
俺今から真帆ちゃん家行かないとならないよな。
断ったら嫌われる!(多分)
平常心、平常心!

胸の鼓動がものすごく速い。
緊張で体中に寒気が走った。
7月の暑い中なのに…
なんだこの寒気は!!!!



「いらっしゃい、和樹君」

「あ…どどどどどうも!
 今日は宜しく…」

「うん。よろしく」


やっぱ可愛いな真帆ちゃんは。
髪型は、ポニーテールになっていた。
ストレートも似合うけど、ポニーテールも似合う。
多分どんな髪型でも似合う!

家にお邪魔すると、そこにはイメージ通りの光景が広がる。

全く散らかってない綺麗な白っぽい部屋。
教材や小説が本棚にズッシリ。
所々に可愛らしいぬいぐるみやクッション。


「喉乾いたね。何飲みたい?」

「なんでもいいよ☆」

「う〜ん…何がいいの?」

「あ〜、じゃあコーラかな〜。」

「OK」


少し待つと、ちゃんとコーラが来た。
可愛いミニーちゃんのコップに入って。
ちなみに真帆ちゃんのコップにはカルピスが入っている。

一口カルピスを飲んだ後、真帆ちゃんは手を合わせた。


「さ、さっそく始めようか!
 何の科目が苦手?」

「え…と…全部」

「そっか、分かった。
 じゃあ順番にやってこ。」

「スンマセン…」


俺は、真帆ちゃんの教えのもと、
内容が理解できるようになってきた。
頭がよくなった気がする。
全くやる気が起きなかった勉強でも、
その時は楽しく感じたんだ。

“分かれば、楽しいじゃん”って。

真帆ちゃんに視線を向けると、
後ろの棚に、
ちょこっと写真がはみ出ていた。


「あっ真帆ちゃん、後ろ、写真落ちそうだよ」

「えっ」


真帆ちゃんは写真を一旦抜いて、再び
綺麗に入れようとした。
その時不意に写真が見えた。


────知らない男の写真。


「ま…ほちゃん、その男の人、誰??」

「えっ?ああ、この人は、真帆の彼氏だよ。」



体中が、一気に凍りついたんだ。


部屋にクーラーの乾いた音だけが響く。


        ───俺は何も言葉が出なかった。








Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.29 )
日時: 2010/07/24 00:10
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

10話うp

Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.30 )
日時: 2010/07/30 16:06
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−11



当たり前だよな。

こんなに可愛くて、しっかりしてて…
いて当然だよな。


「この人からの告白だったんだ。
 真帆もちょうど好きだったから…
 告白された時は嬉しかったなあ…。」

「幸せ?」

「寂しいかな。
 この人今アメリカにいるし…。
 遠恋なんだ。」


一瞬、チャンスだと俺は思ってしまった。
何考えてんだ、俺…。


「あ、まだ英語残ってたよね!
 頑張ろっか!」

「ああ…うん。」

「Mr.James was always quiet
 and kind because
 the customers liked that
 when they came to his shop.」


全然集中できない。
頭からそのことが離れない…。


「はい、訳して?」

「はっ!?」

「分からない?一応高1レベルなんだけどな…」


そもそも聞いてなかった。
とは言えない…。
あ〜どうしよ…

あっ


「腹痛ぇー…」

「だ、大丈夫?」


下手な仮病だったが、
真帆ちゃんはあっさり信じてくれた。

俺は、家に帰ることにした。


次の日。


「伊槻…俺どうしたらいい?」

「何が?」

「俺…最低なんだ。どうしよう。」

「言ってる意味がわかんねーんだけど」

「真帆ちゃんに…彼氏がいるんだよ…」

「へー」


あっけない態度。
正直伊槻に励ましてもらいたかった。
まあそもそも励ますキャラじゃないか。
ますますヘコむ…

俺情けないな…。


「どうしようって聞かれても俺困るんだけど」

「…ごめん」

「だけど俺的にお前は頑張った方がいいと思う。」

「え…?」

「彼氏いよーが関係ないんじゃね?」

「……」


そうなのか…?

俺は頑張ってもいいのか?

真帆ちゃんに愛を告げていいのか?

     

───俺は伊槻みたいに器用な男じゃない


         もっと…詳しく教えてくれよ…






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