コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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俺のトモダチは不思議ちゃん
日時: 2010/08/05 17:08
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

▼comment

忙しいので休日ぐらいしか
更新できないと思いますが、
頑張りたいと思いますヽ($≧∪≦*◆)ノ
コメ、アドバイス等もらえたらすごく②嬉しいです!


▽fiction

prologue>>1 character>>2  mob character>>23
              
第01話>>03   第06話>>15   第11話>>30
第02話>>04   第07話>>22   第12話>>34
第03話>>05   第08話>>24   第13話>>35
第04話>>08   第09話>>26   第14話>>39
第05話>>14   第10話>>28


▼supporter 

優衣香s 万年筆s 雪白s 真祐s


Thanks!

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Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.1 )
日時: 2010/07/17 21:16
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−prologue



女なんて、俺の表面しか見てない。


伊槻くん伊槻くんってウザくてたまんねぇ。


彼女なんていらない。男友達だけでマシ。


騒がれるぐらいなら、不細工に生まれたかった。



そんな女に呆れてきた頃、話しかけてきたのはあるクラスメイト。




         「伊槻くんと友達になりたい」──



そいつは、学校中からの変わり者だった。


Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.2 )
日時: 2010/07/26 02:38
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−character



◆宮田伊槻 Itsuki Miyata

*性格:かなり冷めていて、口が悪い。
     言いたい事はその場でズバズバ言う。
     何でもこなせるので弱点なし。 
     モテるが、彼女をつくる気は全くない。

*クラス:2-3

*誕生日:7.23

*外見:髪はやや長めで、茶髪。
     目は綺麗な二重。唇は薄め。
     眉毛が少しつりあがっているが、
     文句なしのイケメン。身長は177cm。

*口癖:消えろ、ウザイ、目障りだ。
      (全て暴言系)



◆岡本希咲 Kisaki Okamoto

*性格:心優しく平和主義。
     だがかなりの変わり者で、
     周囲を驚かすような言動や
     行動が目立つ。恋に鈍感。

*クラス:2-3

*誕生日:3.1

*外見:綺麗な二重で、まつげが長い。
     黒髪で、髪型はボブカット。
     可愛い系の顔立ち。身長は160cm。

*口癖:特になし



◆森山和樹 Kazuki Moriyama

*性格:少しチャラいが気楽でおおらか。
     伊槻とは中学からの幼馴染で、
     伊槻の数少ない友達。
     本人も認めるドM。

*クラス:2-3

*誕生日:12.18

*外見:黒髪の短髪、耳にはピアス。
     目は細めで白目がち。二重。
     さわやか系の顔立ち。
     身長は175cm。

*口癖:彼女が欲しい

Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.3 )
日時: 2010/07/17 21:23
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−01



「彼女欲しいなー…伊槻は何で作らねーの?」

「別にいらねーし。」

友達の和樹は、いつもこの質問ばっかりだ。

「かっこーつけんなよー、伊槻ちゃーん。」

「キモ。」

「ひどっ!?」


別に格好つけてる訳じゃない。
単に冷めてるだけ。
俺だってもう少し熱血漢な性格になりたかった。


「伊槻くんって格好いいよねー」

「彼女いないのかな?」

「多分いないと思う。格好いいのに
 もったいないよねー…。」

「女の子が苦手なの?」


傍にいる奴等の内緒話は、周りに丸聞こえだ。
あえて無視してたが、
盛り上がってきたのか、さすがにうるさい。
注意するのも億劫だから、
軽い貧乏ゆすりで紛らわしていたが。

本人の前で、堂々と大きな声で喋るか…?


「…オイ、内緒話なら、あっちでしてくんね?
 こっちでされると、迷惑なんだけど」

「ご、ごめん。」


少し加減して注意しただけで、
焦って逃げていった。
顔は興奮気味で、
急いで仲間の女に駆け寄って行くのが見える。


「…ウチ伊槻くんに話しかけられちゃった。」

「まじで?いいなー!」


チッ。どうせ周りに言いふらしてんだろ。
どっち道、注意してもしなくても
あんま変わらなかったし、
変に期待させんじゃなかった。
少し俺は後悔していた。

毎日毎日、女は要らないほど寄ってくる。

自分で言うのも何だが、まあ頭はいい方だし、
スポーツも結構できる。
あと顔もそう悪くない。
綺麗な二重で、鼻筋はくっきり通っている。
髪型はジャニーズ的なありふれた感じ。
まあ少しイケメンに入る部類だろう。

でもいっその事なら不細工に生まれた方が良かった。
その方が女が寄ってくるのも無かったはずだし。


だって、どうせあいつらは顔しか見てないんだろ?


「ねえ、伊槻くん!」

「あ?」


なんだまた女かよ。
確かこいつクラスの…


「私、ここらへんにいてもいい?」


変な奴。いちいち許可取らなくても、
別にうるさくなきゃ怒らねぇよ。


「勝手にすれば。」

「えへ、やったあ。嬉しいな」


嬉しそうにこいつは笑った。
何が嬉しいんだか全く意味分からねぇ。




  ──その時の俺は、目障りだとしか思ってなかった。

Re: 俺のトモダチは不思議ちゃん ( No.4 )
日時: 2010/07/19 16:31
名前: apple★ (ID: TLzyWqX6)

○−02



岡本希咲。

クラス中から不思議ちゃん扱いされてる奴。
確かに、そう言われるのも頷けるな。


「ねえ、伊槻くんって頭いいよね、憧れるよ。」

「…それはどうも。」


できれば話しかけて欲しくない。
俺は一度も視線を岡本へ向けなかった。


「私、伊槻くんと友達になりたい!」

「!?」


初めて目を向けた時だった。
岡本のKYな言葉に、一斉に皆がこっちを向く。
何言ってんだこいつ…!?


「伊槻くんって、かっこいいし、頭も良くてー…
 運動も出来ちゃうし、仲良くなりたいんだ!」

「誰がお前なんかと仲良くすんだよ。」


俺が突き放すと、急に静かになった。
ちょっと言い過ぎたか……


「じゃあ、傍にいるだけならいいでしょっ?」


こいつは再び笑みを浮かべた。
俺は反射的に思い切り机を叩いた。


「テメェ、目障りだ、失せろ。」


手が痛くなる程に。


「希咲ちゃん、諦めなって。
 こいつマジで女に冷てぇから。」


横に割り込んできたのは和樹だった。
冷たいのは、女も女でああだから。
そんな事お前なら分かってるだろ。
中学から一緒だったんだから。


「そおなんだー…」


「そうそ、だから俺と友達になろうよ。」


「うん、いいよ!」


話の流れがおかしいだろ…。
勝手に2人で会話を弾ませている。
まあ似た者同士だからな…


「おい、その変な関係に俺を巻き込むなよな。」

「んもおー伊槻ったら〜ぁ」

「きめえ」

「うほっw」


和樹も相当なドMだ。
ひでー事言ってもめっちゃ笑ってるし。
こんなんだから、ずっと彼女が出来ねぇんだよ馬鹿。


「俺は和樹でいいからね。希咲ちゃん。」

「わかった!和樹ね☆
 伊槻くんも伊槻って呼んでいい?」

「ぜってー呼ぶな。」

「え〜」

「こら伊槻。オンナノコには優しくしなさい。」

「きめぇぞテメェ。」

「え〜!」


       最悪だ。

         変な馬鹿ばっかりで…。



         


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