コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- A heart thief −20話更新−
- 日時: 2010/08/13 22:33
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
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はじめまして。海衣(みい)です!
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もちろん、荒らしじゃない方は大歓迎です★
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途中で話がゴチャゴチャになるかもしれませんが・・・((ぇ
最後まで書けれるように頑張りますっ!
でゎ、ごゆっくりどぉぞ♪
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- Re: A heart thief −心泥棒− ( No.26 )
- 日時: 2010/07/17 17:49
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
【第6話】−泣いてもいいの?−
私はチャイムが鳴ってもクラスに戻らなかった。
___いや、戻れなかったんだ。
泣き顔を見せるわけにはいかないんだ。
笑 っ て い な い と ダ メ な ん だ
結局、私は5時間目を休んでしまった。
すでに涙も震えもとまっていた。
怖かったけど私は勇気を出して教室に入った。
ガラッ ガラッ
一番に声をかけてくれたのは長谷川君だった。
「どうしたの?大丈夫?」
「ぁ、うん」
私は彼の顔を見れなかったんだ。
眩 し す ぎ て
「授業サボるなんて珍しいね」
「そぉかな?ちょっと眠かったから...」
ぁ、嘘をついてしまった。
だって、泣いてたことを知られたくないんだ。
「...なんで嘘つくの?泣いてたんでしょ?」
ぇ?なんで?なんで分かるの?
「ちょっとこっち来て」
そういうと長谷川君は私の手を引っ張って廊下に出た。
「泣いてたんでしょ?目赤いよ」
「泣いてなんかないよ。ほらっ」
私はそういうと思いっきり笑った。
でも、彼にはその笑顔が偽者だってすぐにバレちゃうんだ___
「無理して笑わなくてもいいんだよ。泣いてもいいんだよ」
泣いてもいいの___?
でもね、私は誰も傷つけたくない。
泣いたらあなただって悲しくなるから___
私は自分に言い聞かせたつもりだった。
なのに...涙が流れたのはなぜだろう?
私の中の何かが崩れたかのように私は思いっきり泣いたんだ。
長谷川君は私を受け止めてくれるように抱きしめてくれた。
彼の温かさが私の心を癒してくれた。
そして、私の心を盗んだんだ_______
- Re: A heart thief −心泥棒− ( No.27 )
- 日時: 2010/07/17 18:05
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
【第7話】−この気持ちは何?−
「ぁ、ごめん。もう大丈夫だから」
私は我にかえった。長谷川君の胸で泣くなんて・・・きっと嫌な気持ちになったよね。
私は彼の体から離れようとした。
そのとき、
グイッ
「きゃっ」
長谷川君に強く抱きしめれた。
「いつでも、頼ってよ。俺は高杉さんの味方だから」
「...うして?」
「ぇ?」
「どうして?どうしてそんなに優しくしてくれるの?」
「ぁ、えっと...そのー・・・」
彼の顔が赤く染まった。
私は本当によく分からなかった。長谷川君が私に優しくしてくれる理由が。
私がどうして?っていう顔をしていたら、
「高杉さんってさー鈍感だよね」
長谷川君が小さい声でつぶやいた。
「ぇ?鈍感って何が?」
「いや、なんでもない。気にしないで」
うーん...なんだろう?私って鈍感なのかなー?
「さっ!教室に戻ろうよ」
「うん!」
私が先に教室に入ろうとしたとき、
「あのさ、今度、2人で出かけない?」
って声をかけられた。
ドキッ
「ぇ!?ふ、2人で...?」
「ダメかなー?」
「いや、行きます!行きたいです」
私がそういったとたん彼が笑ったんだ。
すっごく優しい笑顔だった。
「じゃぁ、土曜日の2時に緑丘公園の噴水のところに集合な!」
長谷川君はそういうと教室に入っていった。
私はまだドキドキしている。
でも、そのときは分かっていなかった。
ドキドキしている理由が____
- Re: A heart thief −心泥棒− ( No.28 )
- 日時: 2010/07/29 17:28
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
【第8話】−本物の笑顔−
———— 土曜日 ————
私はドキドキして楽しみで・・・30分前に約束の場所についた。
あぁ・・・早すぎたかなー。
なんとなく、周りを見てたら噴水の横のベンチに座ってたんだ。
長谷川君が______
私はそばに駆け寄った。
「長谷川君?」
私が名前を呼ぶと長谷川君は顔を上げた。
一瞬びっくりしたような顔をしていたけどすぐに笑顔になった。
「おぉ、もう2時?なんか早く来すぎてさ」
「まだ1時半だよ。私も早く来すぎちゃった」
「はは、じゃぁ行くか!」
「うん!」
私たちは歩き出した。
どこに行くんだろう?まぁ、ついていってたら分かるかなー?
私がいろいろ考えてると周りから声が聞こえてきた。
「あの男の子かっこいー」 「ほんとだー彼女いいなー」
あ、きっと長谷川君のことだ。こっちを見て言ってるし。
でも、私は彼女じゃないよ。
た だ の 友 達 だ よ....
でも、長谷川君ってやっぱりかっこいいんだなー。
私は長谷川君の顔をまじまじと見ていた。
「ちょっと、そんなに見んなよ//」
「ぇ、いや、長谷川君ってかっこいいね」
かぁっ
長谷川君の顔が赤く染まった。
「そんなこと言うなよ。高杉さんが可愛いくて緊張してるんだから」
長谷川君のその言葉のせいで私も赤くなったんだ。
「ゎ、私は可愛くないってば!」
「ううん、可愛いよ///」
この会話のせいで私たちは気まずくなってしまった。お互い緊張しすぎて____
気づいたときには遊園地についていた。
「思いっきり遊ぼうよ」
「ぇ?」
「高杉さんに笑ってほしいんだ」
「//ありがとう」
そういえば、このごろ笑ってないな。
ちがう、辛いことだらけで笑えなかったんだ。
そんな私のために___本当にありがとう。
私たちはいろんな乗り物に乗った。
一日中、遊んだ。こんなに楽しい日は隼と過ごした日以外になかったから。
嬉しかった。このとき、長谷川君と出会えて本当によかった。って思えたんだ。
最後に私たちは観覧車に乗った。
「今日は本当にありがとう。すっごく楽しかったー」
「よかった、笑ってもらえた。高杉さんもちゃんと笑えるんだね」
たしかに、気づいたら笑顔になっていた。
この笑顔は偽者??
ううん...... 本 物 だ
「こんなに笑えたのは久しぶり」
でも、長谷川君と遊んでいるときあの事故のこと隼のことをすっかり忘れてた。
だめだ、彼とこれ以上一緒にいたら隼のことを忘れてしまう。
「また来ようよ。俺ならいつでも暇だから」
「ううん、もう十分だよ。ありがとう」
「ぇ?なんで?これからも来ようよ!いや、一緒に来たいんだ」
私だって一緒に遊んだり笑ったりしたい。
「隼のことを忘れるのが怖いから」
気づいたときには口に出てしまった。
私の顔から笑顔が消えた。隼のことを思い出したら笑えないよ。
「..........隼って誰...?」
「・・・隼は昔の彼氏。事故で死んだんだ」
「...ぇ?」
「私のせいで死んだんだ」
私はあの事故のことを長谷川君に全て話した。
嘘偽りなく。
「そんなことがあったから笑えないんだ。泣くのを我慢してるんだね...?」
「ぅん」
「だったら俺と一緒にいて、そいつのことを忘れればいい」
ぇ?隼のことを忘れる?
そんなことできないよ___
「だって、そいつが高杉さんのことを苦しめてるんだろ?」
隼が私を?苦しめてる?
「ちがう、私が隼を苦しめたんだから」
「だけど、忘れないと前に進めないだろ?」
「進んでるよ!ちゃんと笑って、前を向いてる」
「ちゃんと笑えてないよ。」
どうして_____?
どうしてそんなこと言うの?
隼ことを忘れるなんて無理だから____
ごめんね。長谷川君____
隼を忘れるためにあなたといたら私はあなたを傷つける____
- Re: A heart thief −心泥棒− ( No.29 )
- 日時: 2010/07/18 12:20
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
【第8話】−迷う心−
私はベットの上に寝転んでいた。
天井を見ながら今日のことを考えていた。
私の心に残った彼の言葉....
『俺と一緒にいて、そいつのことを忘れればいい』
私だって分かってるんだ。
隼のことを忘れないと笑って前に進めないことを。
本物の笑顔で過ごせないことを。
自分を苦しめてるってことを。
できることなら忘れたい____
でも、忘れたら隼を死なせた罪が余計に大きくなる気がするんだ。
隼を死なせたのは私。私が悪いんだから。
私のせいで死んだ隼を忘れたらダメだよ。
私が犯した罪は一生背負っていかないといけないことなんだ。
だけど・・・長谷川君に『俺と一緒にいて、そいつのことを忘れればいい』って言われたとき...
私 は す ご く 嬉 し か っ た
こんなことを思ったらダメだと思う。
だけど、長谷川君の気持ちが私を救ってくれる気がする。
彼と一緒にいたら笑って前に進める気がするんだ。
でも、本当に怖いのは....
あ な た を 傷 つ け る こ と な ん だ よ
私はいくら傷ついてもいいの____
ただ、あなたを傷つけたくない____
だれか、教えてよ。
私はどうすればいいの_____?
- Re: A heart thief −心泥棒− ( No.30 )
- 日時: 2010/07/19 15:54
- 名前: 海衣 ◆GniOoWrG2M (ID: U.L93BRt)
【第9話】 −...迷惑?−
私はいつものように学校へ向かっていた。
長谷川君のことはずっと悩んだけどどうすればいいか分からないままだ。
いつものように、接してれば大丈夫。
そんなことを考えているときだった...
「ちょっとー高杉さん?」
聞き覚えのある声が聞こえた。
後ろを振り返ると、そこにいたのは予想通り長谷川君の周りではしゃいでる女子だった。
「な、なんでしょうか...?」
「ちょっとこっち来て」
そう言うと女の1人が私の手を引っ張って近くの公園へ連れて行かれた。
朝早かったから誰もいなくて静かだった。
「高杉さんさ、昨日何してたの?」
「ぇ...それは...」
「あれれー?言えないことでもしてたの?」
「そうじゃないけど...」
5人くらいいる女子の目線がすごく怖かった。
それより1:5で卑怯でしょ...。
「長谷川君と遊園地に行ってたよね?」
「...」
「この前言ったよね?近寄らないで。って。何で分かんないの?」
このまま言われっぱなしは嫌だ。
私だって長谷川君と一緒にいたいのに。
一緒にいたい。 一緒にいたい...?
私は長谷川君と一緒にいたいのかな...?
「どうして近寄ったらダメなの?」
「は?そんなの長谷川君が迷惑してるからに決まってるでしょ」
「め、迷惑?」
「そうよ。そんなことも分かんないの?あなたに同情してるだけじゃない。」
「同情?ちがうよ。同情なんかされてない」
「は?だって長谷川君が言ってたし。高杉さん迷惑。って」
「...う..そ...そんなの嘘だよ」
「嘘じゃないし。本人に聞いてみたら?」
そう言うと女たちは学校のほうへ走っていった。
嘘だ...私が迷惑?
長谷川君は私に同情してたの...?
はは...馬鹿みたい。
今まで長谷川君に迷惑をかけてただけなんだ...。
迷惑....... 迷惑......
長谷川君のそばにいないほうがいい。
彼を苦しめてるなら私はそばにいないほうがいい。
やっぱり...
『恋なんてしない』
ちがう...
恋 を す る の が 怖 い ん だ
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