コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- あたしのボーイフレンドは神様
- 日時: 2011/03/27 21:04
- 名前: 彩 (ID: fS3ho1RJ)
.
あなたは神様を信じますか?
もしも神様があなたの前に
現われて一緒に生活する事に
あなたはどうする?
——あたし?
あたしなら喜ぶかな、
何でだと思う?
それはあたしのボーイフレンドは
神様だからだよ
.
- Re: あたしのボーイフレンドは神様 ( No.16 )
- 日時: 2011/03/31 02:28
- 名前: とぅいら (ID: x9loXZsD)
面白いです(`・ω・´)キリッ
話の内容も好みですし、何より読みやすくて好きです!
更新をまっていますねっ
- Re: あたしのボーイフレンドは神様 ( No.17 )
- 日時: 2011/03/31 12:28
- 名前: 彩 (ID: fS3ho1RJ)
チョゴリ
続き、楽しみにしてね★
頑張りまーす笑
小説を見るね!
とぅらいsama
面白いと言ってくれるとは、
しかも好みとは…!
もの凄く感激で涙目に笑
更新、頑張ります^ω^
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- Re: あたしのボーイフレンドは神様 ( No.18 )
- 日時: 2011/03/31 12:53
- 名前: 彩 (ID: fS3ho1RJ)
声のする方に視線をやると、男性が転んだのか地面に倒れていた。
あたしたちはその倒れている男性に近づけば、
男性が立ち上がった。
思わずあたしたちは後ずさりしてしまった。何となく危険な感じがしたからだ。
そしてなんとなく違和感を感じた。難しいパズルをしているように。
何処か変だ。良く見ると彼は古代ギリシャ時代の服装をしていた。
歴史の教科書の片隅にある、壁画に書かれている人物と同じ格好だった。
男性は初老だけど何処か若々しく、〝女たらし〟という雰囲気っぽかった。
「———あなたは誰ですか?」
明らかに変質者である男性に思わず問いかけてしまった。
多分無視した方が良かったかも知れないのに。
何たる失態。
このまま二人で殺されたらあたしはともかくジェシファーノに恨まれそうだ。
「早く行くぞ、変質者だ」
ジェシファーノが自分を楯にしてあたしの手を握り、引っ張った。
あたしを守ってくれるのか、真っ赤な他人なのに。
「ああ、俺?俺はゼウスだよ」
昔に見た事あるギリシャ神話の本に出てくる神々の王の名前だ。
とても浮気性で女好きだけど、実は優れた名君だという事も。
心なしかジェシファーノは軽蔑に似た視線でゼウスという男性を見ている気がする。
「——お前に会いに来たのに、酷い奴だな」
「俺は二度とギリシャに帰らない。帰るものか」
警戒心だけの言葉を毒々しく吐いた、ジェシファーノ。
「だから……本当にお前に悪かったと思ってるから、帰ってきてくれ!」
「お断りだっ!帰るくらいなら人間に生まれ変わった方がマシっ!!」
「アレスっ!!」
ゼウスに怒鳴り半分で名を呼ばれハッとした時は既に遅し。
あたしはどうやら聞いてはいけない会話を聞いてしまったようだ。
—— 殺されるかも知れない。
そんな思想が頭に過ぎる。嗚呼あたしはこのまま死ぬんだな。
死ぬ事なんか怖くない、ただ生まれてただ死ぬだけの人生なのだから。
望んで生まれた訳じゃない。
ゼウスという男性はあたしをじっくりと見た後にこう言った。
「君は本当に珍しい人間だね、特別に我々の秘密を教えるよ」
アンタたちの秘密を知っても、あたしにはどうでも良い事なんだけど。
断る暇もないまま、目の前にいる男性は指をパチンッと鳴らした。
同時にあたしの意識が薄れていく——。
最後に意識が途切れる前に見たのは、悲しそうな顔をしたジェシファーノだった。
何でアンタはそんな悲しい顔をしているの?
とは言えず、真っ暗な闇へと、意識が途切れた。
.
- Re: あたしのボーイフレンドは神様 ( No.19 )
- 日時: 2011/03/31 13:51
- 名前: 彩 (ID: fS3ho1RJ)
気付けば常識的にありえない光景があたしの目の前に広がっていた。
テレビの歴史番組に出てくる古代ギリシャの街の光景だったからだ。
正確に言えば再現VTRで、想像されて作られた街が正しい。
とにかくパルテノン神殿みたいな神殿らしきものが立ち並んでいた。
良く見ると金やら宝石が散りばめられている。
ギリシャ神話の本に出ていた、神々の住まう世界『オリンポス』みたいだ。
あの森の小道に出会った男の名前がゼウスでジェシファーノがアレスと呼ばれていた。
そして指を鳴らして意識を失い気付いた今、ありえない光景がある。
世界には不思議な事件や神秘的な話があるから科学では解明されないのだ、
だから神様とかは居るのではないか。
何となく思ってた事が今、現実になっていた。
彼等の会話と名前からして、ギリシャの神、全能神ゼウスと軍神アレスなのだろう。
自分でも驚くくらい冷静だった。
普通の人なら、絶対に取り乱してパニックになってるだろう。
—— 君は本当に珍しい人間だね、特別に我々の秘密を教えるよ
あの男性に言われた言葉を思い出す。
自分でも驚くくらい冷静な自分を見え透かしての言葉だった。
「ようこそ、オリンポスへ」
突然背後から言われた言葉に振り向くと白髪だけど若い青年がいた。
美男子でもなく普通の顔立ちの青年だった。
だけど髪だけは白髪という、アニメで良く出てくるキャラっぽい。
「始めまして僕の名前はヘパイストスと言います、驚いたでしょう?」
穏やかそうで真面目さがある態度で言った彼は鍛冶の神のヘパイストス。
神話では醜いとか言われているんだが………。
「ギリシャ神話は本当はほとんど偽りだらけなのが真実なんですよ」
僕はたしかに普通の顔立ちだから母に捨てられましたけどね、と付け加える。
目の前にいる青年もまたゼウスと呼ばれた男性と似た服装をしている。
本当に此処は『オリンポス』なのか。
「ヘパちゃーん、この子が噂の芽衣ちゃんなの?」
また急に誰かがヘパイストスという青年の元にきた。
その人は金髪に青目というステレオタイプの白人の女性だった。
ただ凄く綺麗な女性だということが分かった。
多分この人というか女神は——。
「そうですよ、アフロディテさん」
「きゃああん!可愛いわねん!—アタシほどでも無いけどねぇ」
予想通り美と愛の女神アフロディテだった。
神話通りに綺麗でそして神話通りに軽そうな性格の女神だな。
そして自分が一番綺麗だとナルシスト発言もしている。
たしかに美と愛の女神に相応しいというかお似合いの女神だった。
「よろしくねぇん!芽衣ちゃん」
甘ったるい言葉に甘ったるい香水の匂いに内心ドン引きだった。
それがバレたら、ただでは絶対に済まないだろうな。
.
- Re: あたしのボーイフレンドは神様 ( No.20 )
- 日時: 2011/03/31 13:58
- 名前: チョゴリ (ID: Ex8RKlaC)
- 参照: 気になる(><;)
うぅ〜〜〜
なんかイイ感じというか、ドキドキしたぁ〜(ー∀ー;)
スゴい!!!
じょうず★
かなり続きが読みたくなってきた(≧ω≦)♭
この後、どうなるんだ!?
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