コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- オレの周りの殺人鬼たち
- 日時: 2011/04/05 11:04
- 名前: ヒマワリ (ID: hg1Gx/0a)
ハジメマシテ!!
ヒマワリと申しますw
えぇと、これから書くのは題名にしては怖くないタイプの小説です。
書き下ろし・・・。というか、思いつきで書きます。
どうか温かい目で見守ってください!!
★お客様★
無音サマ♪とぅいらサマ♪月読 愛サマ♪みかんサマ♪杏サマ♪
- Re: オレの周りの殺人鬼たち ( No.29 )
- 日時: 2011/04/02 19:52
- 名前: ヒマワリ (ID: 8HM4KmaQ)
===ちょっと一息===
皆さんこんにちは!!ヒマワリでゴザイマス★
なんとか第二章を書き終えることが出来ました〜〜((フゥ
予測不可能でつかみ所の無い小説でスイマセン((汗
これからも皆さんの期待を裏切っていきたいと思います!!←おいw
さて、ここまできてイロイロ疑問がありありでしょうそうでしょうw
ですが、私にも疑問だらけなのです!!
このあとどーしよーかなーとか、もう毎回考えてます。でもたのしーです♪
シリアスな雰囲気からギャグっぽくなるのってどう思いますか?
↑ちょっと気になったので。
あ、参照ってなんなんですかねー。
だれかおしえてくださーい!
以上、特に意味の無いつぶやき広場でしたww
このあとも小説を見に来てください!では〜ノシ
- Re: オレの周りの殺人鬼たち ( No.30 )
- 日時: 2011/04/03 16:56
- 名前: ヒマワリ (ID: 8HM4KmaQ)
★第三章★
結局あいつは何だったんだ?
桜丘は明らかに殺人鬼確定でかまわないと思うが、三芳はやっぱりただの変態・・・訂正、超変態なのだろうか。あの言動と拳銃はニセモノだったのか?まだ裏がありそうで油断はできないな。いやでもあの三芳が殺人鬼って笑いモンだよなー。いやまてよ、ポーカーフェイスも十分にありえるし・・・。いやしかし・・・。でも・・・。
などと考えているうちに今現在(桜丘との出会いから一週間後の朝、謎の三芳とともに登校中)にいたるわけだが・・・。
「ねむ・・・。」
「ん?どーしたぁ、小金井。寝不足か?」
オレの恨みのこもったぼやきを聞いても特に気にすることも無く、オレの隣で三芳はニカリと別に爽やかでもない笑いを向けてきた。まぶしくて見えない。頭の反射のせいでな。
「つーか、寝不足はお前のせいなんだけど。」
チラリと横を見ると、三芳は驚愕に目を見開いて口もパックリ開けて、ブンブンと首を横に振って後ずさりし始めた。
「いやいやいやいやっ!!もしかして毎晩おれのこと考えてたの!?まぁそっちの恋愛観もアリだとは思うよ?人によっては!おれはムリだから!ゴメンな小金井。ちゃんとした恋愛観を教えてやれなくて。やっぱりお前には超特訓が必要なんだな。」
「待て待て待て待てぇぇぇっ!!お前何考えてるんだっ!いや、最初の一部はあってますよ?あってますとも!だがなー、お前、何か変な方向に勘違いしてねー?」
三芳はポカンとした表情でオレを見ると、「ほお?」と首をかしげた。
「小金井、お前『ボーイズ★ラヴ派』じゃぁ・・・。」
「んなわけねーだろ!!何でお前はスグそーゆー方向に行くんだ!大体オレがそんな風に見えるわけないだろっ!何が『ボーイズ★ラヴ』だ!星つけんな!それと、ラヴじゃなくてラブだろっ!!」
「今日は一段と突っ込みが激しいな〜。図星かぁ?」
こ・・・こいつめ。
三芳のペースについて行くことが出来なくなったオレは、黙って残りの学校との距離を縮めることに専念した。後ろではまだ三芳が笑っている。
「お前、いい加減にしないと・・・潰す。」
「ゴメンゴメンって。いや、恋愛観が乏しい小金井だから、そっちの方向に行ってもおかしくはないからさー。」
「言語道断!潰すっ!!」
「うわっ やめぐふぉっ」
そうしてオレが朝から三芳を潰して学校についたのは遅刻三分前だった。三芳は遅刻の元凶だな。
「おはよう。小金井君。」
席に着くと、隣で可憐に微笑む桜丘がいた。
あの桜丘VS三芳の後、なかなか殺人鬼としての役目を果たしにこない(果たされても困るが)桜丘は、今は静かに読書に励んでいた。
あいさつをされて、返さないわけにもいかないからな。いくら殺人鬼といえども今はただの少女なのだ。
ごくごく自然な感じで笑みを浮かべ、軽く手を上げる。
「おはよう、桜丘。」
「今日の夜10時、船井(ふない)駅西口の紫のパンジーが咲いてる花壇の前に来て。」
「え、桜丘今何て」
「何のこと?」
切り替えはやっ!!しかも声が小さくてよく聞こえなかった。コレでは何を言われたかもわからないじゃないか。
当の本人はきょとんとした顔でオレを見上げている。吸い込まれそうなほど濃い漆黒の瞳が、何をとらえたのか、オレの後方へと向けられた。オレもつられてそちらを見ると、小室が教室に入ってきたところだった。
しかたない、後で聞きなおそう。
オレは仕方なく席に着いた。
♪第三章 続♪
- Re: オレの周りの殺人鬼たち ( No.31 )
- 日時: 2011/04/03 17:23
- 名前: ヒマワリ (ID: 8HM4KmaQ)
★第三章★ ②
物事を気にしているほど時間はなかなか進まない。
こんな名言じみたことをボヤボヤ考えて何とか昼休みに到達したオレは、むなしいながらも三芳と弁当を共にしていた。先ほどから、三芳の目標である『ドキッ★ビバ♪リアハーレム創造隊』についての有りもしない意気込みをしゃべらされているオレを遠巻きにして、他の男子生徒たちは教室を去っていく。
あぁ、待ってくれ。オレを置いていくなよ。
「うーん、しかし、ハーレムを創るのに女子メンツ少ないよなー。」
と、思案顔の三芳。そりゃそうだろう。自称超変態のリーダーの後ろにつきたいと思うやつはこの世にいないだろう。おっと待てよ。オレは違うぞ。桜丘はどうだかわからないが。
「私が友達を・・・呼ぼうか?」
「うおっ!桜丘、いつの間に・・・。」
いつの間にか桜丘がオレの隣に自分の席を移動させて座っていた。三芳が不満顔をオレに向けて、
「女神サマは何でも出来んだよ。それより女神サマ、そのお話本当ですか?」
「女神じゃなくて死神だろ・・・あいでぇっ!!」
オレの足が何者かによって強く踏み潰された。足の甲から感覚神経を通って激痛が脳まで届く。犯人は三芳か桜丘だが、どちらかがわからない。
オレは痛む足をさすりながら桜丘に忠告してやる。
「やめたほうがいいぞ。桜丘の友達がいなくなるからな。三芳も桜丘のことを思ってるなら、それくらい気ぃ使えよな。」
「ありがとう、小金井君・・・。」
桜丘は非常に小さな声で礼を言うと、自分の小柄な弁当をつつき始めた。
一方の三芳はニタニタ笑いを浮かべると、肘でオレをつつきながら、
「あ〜れ〜?小金井君、もしかして女神サマに恋しちゃってるかんじ?いけませんねー。」
「バッ、ちげーよ。何でいつもお前は・・・。方向音痴め!!」
オレが怒鳴ると桜丘がクスッと笑い、
「二人とも・・・ラブラブだね♪」
・・・もうこいつらは止められない。手に負えん。
仕方なくオレは話の方向を変える。
「それより桜丘、友達と弁当食べなくていいのか?」
桜丘はせわしなく動かしていた箸を止め、
「うん。みんなね、先に行っちゃったから。『しょくどう』って所なんだけど、私漢字が読めないから・・・。」
はかなく笑ったその顔を見て、三芳は大声で「ずっきゅーん!!」と叫ぶと桜丘の手をとり、そのまますくっと立ち上がって、
「お連れしましょう!!『食堂』へ!!」
箸を持って唖然とする桜丘をつれて、二人は教室を出て行った。
残されたオレは一人寂しく弁当を食べた。
♪第三章 続♪
- Re: オレの周りの殺人鬼たち ( No.32 )
- 日時: 2011/04/05 09:48
- 名前: ヒマワリ (ID: hg1Gx/0a)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
★第三章★ ③
「で、結局食堂行ったのに何で戻ってきたんだ?」
オレの質問に桜丘はニコニコと笑いながら、
「なんかね、もう遅かったみたい・・・。」
そう言いながらゆっくりとオレの隣に腰をおろす桜丘は、少し悲しげな表情だった。持ったままだった箸で弁当の中身をつつく。ふかふかした黄色の玉子焼きを器用につかみながら、ぼそりと小声で、
「今夜のこと、忘れたら・・・。明日教室で殺す。」
「おいおい、キツイ冗談やめろって。」
苦笑いを含めつつ半分本気で言ってみるが、桜丘の何かを決心したような表情は変わらず、オレは今夜の事をどうするか考えた。何としてもこのことは三芳には知られてはいけない。知られたらかなりめんどうになる。三芳の事だ。多分また変な方向に勘違いするのがオチだろう。
ざっと簡単に頭の中で今日の予定を考える。
まず、約束された時間に約束された場所へ行く。殺されそうになったらダッシュで逃走。きっと桜丘よりはオレの足は速いと思う。ならコレでいいじゃん。万事解決、オールオッケーだ。
さて、もうすぐ昼休みも終わるし、次の授業の用意でもするか。と、重たい腰を上げた瞬間、三芳が「そうだ!!」と大声をあげた。
「・・・なんだ?」
嫌な予感がした。三芳はいつもろくな事を考えない。
「いい事を思いついたんだ。聞いてくれるか?」
「どうしたの・・・?」
桜丘が相変わらず人のよさそうな笑みを浮かべて尋ねた。猫かぶりもいいとこだ。
「今晩空いてるか?」
オレは瞬時に隣の桜丘を見・・・そうになった。桜丘が隣で一瞬だけ固まったのが視界の端で捕らえられた。
「ゴメン・・・。今晩は用事があって・・・。」
真っ先に断ったのはやはり桜丘で、オレはというとまだ返事を返さずにいた。だって殺されそうなところに行くよりは、三芳のくだらんお遊びに付き合ってたほうがまだましだったからだ。
しかし、隣の殺人鬼はそうはさせてくれなかった。
「・・・。小金井君も、今日用事あるって言ってたよね?」
オレに向けられた、柔らかさをかぶった、裏にトゲがあるほほえみ。
逃げ道は無し・・・か。
「あぁ、うん。ソウダヨ!今日は用事がアルンダッタ〜。」
「怪しい・・・。」
三芳の目がキラリと光った。ばれたか?確かに今のオレのしゃべり方はおかしかったのかもしれない。しかしコレで三芳が何かに気づけば、オレの命も一時は助かるんじゃないかとも思う。気づけ!三芳!
「小金井、一つ聞いていいか?」
「な、何だ?」
「お前・・・」
そこで三芳はたっぷりと数拍ためてから、教室中に響く大声で叫んだ。
「女神サマとドコまでできてんだーーーー!!!!!!!」
何も言えん。というか何だこいつは。
桜丘が耳をふさいでうずくまる。教室に戻ってきた生徒たちから非難の色を帯びた視線を集める三芳の怒号は止まらない。
「小金井、お前だけはおれの大切なメンバーだったのに!!裏切るのか、裏切っちゃうのか?」
「その前に三芳・・・、なんか勘違いしてるぞお前。」
もちろんオレの声など届くはずはなく、
「きしゃーーー!!もしかしておれに内緒で夜に密会とか開こうなんて、思ってないよなー?」
意味は違うがあってる気もする。こういうのには鋭いな、三芳。
「つーか、ハーレムを目指してるんだったら、なにも桜丘だけに固執する必要は無いと思うぞ?」
「うるさーい!!おれは『リアハーレム』を目指してるんだ!もういい、隊長命令だ!今晩は強制的に二人におれの計画を手伝ってもらうからな!」
助かったような、助からなかったような。
「その計画って・・・なぁに?」
今まで黙っていた桜丘が口を開いた。つぅか桜丘、さっきの三芳の言葉を否定してくれれば良かったのに。
「あながち間違ってなかったから。」
と、桜丘はのんきなコメントをしてくれた。
桜丘、今にも後悔するだろうな。
「よくぞ聞いてくれました女神サマ!!」
三芳は行儀よく上履きを脱ぐと、靴下のまま自分の机の上に立ち、高らかに宣言した。
「今晩、おれたちの『ドキッ★ビバ♪リアハーレム創造隊』の新メンバーを探すために、10時に船井駅西口の紫のパンジーが咲いてる花壇の前に集合な!!以上、解散!!」
そう言うと、三芳は機嫌よくその場を去って行った。
残されたオレたちは思わず顔を見合わせてしまう。
「残念だったな、今日はオレの事殺せないぜ?」
「・・・。次は必ず。」
自分で言うのもおかしなもんだ。
恨みのこもった声を聞きながら、二人でだいぶ長いため息をつく。
三芳は勘がいいのかバカなのか分からないが・・・。
何という確率だろうか!
♪第三章 完♪
- Re: オレの周りの殺人鬼たち ( No.33 )
- 日時: 2011/04/05 11:32
- 名前: ヒマワリ (ID: hg1Gx/0a)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
参照が100突破!!
ありがとうございます〜〜♪
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