コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【キャラクター】勇者→魔王=\(^o^)/【再募集開始!】
- 日時: 2013/02/23 22:47
- 名前: とろわ ◆DEbEYLffgo (ID: Ytr7tgpe)
- 参照: http://www1.x-feeder.info/penetoro/
◆キャラクター再募集について
>>617
『ようこそ 【ゆうしゃが まおうすぎて せかいが やばい】へ!!▼
このおはなしは ‐ゆうしゃ‐ なのに まおうのような しょうねんが▼
なんだかんだ いいながら せかいを きゅうしゅつする そんな おはなしだ!▼
さあ さっそく かれらの ものがたりを みていこう!▼』
*
どうも。掛け持ちストレベル50ぐらいのとろわです。
今回は剣と魔法モノ……のようなギャグです。くだらないと思います。
いつもは学園モノなので新しいモノに挑戦したいなあとか思ってみたり。
タイトルは【勇者→魔王=\(^o^)/】と書いて【勇者が魔王すぎて世界がヤバイ】と読むッッッ!!
……ちなみに略称は【ゆまばい】。5秒で決めた。
†新・ゆまばい目次
>>629
◇キャラ紹介[main] >>2
◆キャラ紹介[サブ] >>204
◇投稿キャラ紹介[味方] >>53
◆投稿キャラ紹介[敵] >>265
◆イラスト >>177
◆目次 >>267
◇素敵なお客様【職業は主の妄想/ネタ切れ感が否めない】
【リメイク以降:ギルベルト氏命名称号/苦情等ありましたらコメントしてください】
■はるあ様【妖精】
□joker(元:Spade)様【召喚士】『納豆ボンバー』
■夏樹 りん様【治癒術師】
□香雪様【道化師】
■ピアニッシモpp様【幻術師】
□とみ様【整備兵】
■抹茶猫様【海賊】
□ミルクチョコレート様【竜騎兵】
■あんず様【人形遣い】
□刹那レン様【剣闘士】
■バーバー父様【除霊師】『チョコ0個ディスコ』
□ノッカーウ様【死霊術士】
■神楽様【射手】
□グレイ様【聖職者】
■マス様【銃使い】
□白月様【精霊騎士】
■ダイ様【錬金術師】『ゴーイング・マイ・ウェイ』
□星月 光様【魔法少女】
■チェリー様【占星術師】
□水月様【吟遊詩人】
■黒き太陽様【情報屋】
□魔人様【専業軍人】
■檜原武甲様【死刑執行人】『歩く電信柱Lv.2』
□haruno様【魔導士】
■雷斗様【爆弾兵】
□ちゅきりそ様【巫女】
■フォンデュ様【暗殺者】
□カキコ君様【調教師】『MADE IN CHINA』
■月葵(元:フレイア)様【討伐者】『修羅場に巻き込まれ体質(先天性)』
□ミルクキャンディー様【殉教者】
■nunutyu様【枢機卿】
□黒鱗様【虐殺者】
■北野(仮名)様【追跡者】
□部長様【放浪者】
■れいん様【旅人】
□池野 刃様【指揮官】
■まみ様【調律師】
□うえってぃ様【道具屋】
■アンリエッタ様【司教】
□ななし様【薬草使い】
□Dr.クロ様『大根踊り』
■ジェヴ様『キラめく乙女力』
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- Re: 勇者→魔王=\(^o^)/ [今年もゆまばいをよろしく!] ( No.356 )
- 日時: 2012/01/01 16:32
- 名前: とろわ ◆DEbEYLffgo (ID: eZhua0R/)
- 参照: あけおめ〜
>ピア
ぎりぎりありがとー!
勿論採用するぜ♪
>レンレン
二世ww
一世は考えてもいいのよね。というかダメと言われても考えるけどさ!
面白いなんてありがとう!
これからも頑張るのぜw
>バーバーくん
君はどこにイくというのだw
まあいいや、こちらこそ今年もよろしくお願いします。
今年もgdgd更新ですが頑張りたいと思います。
>とろわ/檜原武甲/水月/マス(マスかな?)
あけましておめでとう!
これからも応援してくれるとひじょーに嬉しいです!
- -Lv.2 新年「正月戦略、しましょうか 前編」 ( No.357 )
- 日時: 2012/01/01 19:24
- 名前: とろわ ◆DEbEYLffgo (ID: eZhua0R/)
- 参照: 先に貼った方とはちょっと違ったバージョン。
ミレイユ(以下:ミ)「新年あけましておめでとうございます。
私は十二月後半にやっと登場した、メインキャラの一人であるミレイユ・フェリークといいます。
————ちなみに、今回の番外編は前回とは違い、水月殿、マス殿、檜原武甲殿とのコラボ小説であるために、ギルベルト殿とフォンシエ殿は出演いたしません。
その代わりに、水月殿の小説【光の堕天使 〜聖なる力を持ちし者〜】に登場するキャラクター『キル・フロート』、
マス殿の小説【勇者の大冒険〜勇才降臨〜】に登場するキャラクター『ロイ』
檜原武甲殿の小説【罪とDesert Eagle】に登場するキャラクター『結ヶ城神奈』
の三人をゲストとしてお送りしていきたいと思います。
ちなみに、その三人の小説にギルベルト殿らが出演しておりますので、よろしければ拝見していただけると有難いです。三人とも複雑・ファジーで執筆しております。
でも、小説を見てない人でも楽しめるような作りにしてありますのでご安心を。
——と、台本通りに言いましたが、これでよろしいのでしょうか」
神奈(以下:神)「噛まずに台詞を言えるって事が凄いと思うよ!」
ミ「そうでしょうか……」
神「うんうん、凄い凄い!」
ミ「神奈殿も、ナイフを手でくるくると回しながら話しているという事は凄いと思いますよ」
神「あれ、そんな事やって……やってた♪」
ミ「無意識の力というものが、一番恐ろしいと前聞いたことがあります」
神「無意識かぁ……。そういえば、前パン屋の前を通ったら、メロンパンのいい匂いがして思わずメロンパン購入しちゃったなあ」
ミ「それはまた凄いですね」
神「でしょでしょー! そういえば、ミレイユちゃんってどんな種類のパンが好きなの?」
ミ「えーっとですねぇ……」
キル(以下:キ)「ちょっと待ってくれ」
ロイ(以下:ロ)「おお、どうやって会話に入ればいいのか悩んでいた時にキルさんが登場するなんてっ! という訳で、ついでに会話にはいらせてもらいますね」
神「ふぇ、どうしたの?」ミ「キル殿にロイ殿、一体どうかしましたか」
キ「ああ、いや。俺はどこからツッコめばいいか分からないんだが、とりあえずどんだけ自由なんだお前ら」
神「え、どこが?」ミ「…………?」
ロ「キルさん、これはあれです純天然娘×2です。話が通じない未知の生態系です」
キ「成程。よし、コンタクトは控えよう」
神&ミ「…………???」
◆
ミ「しかし、正月という事で全員和装といった感じですが……」
神「ミレイユちゃんの振袖、黒を基調としてるから大人っぽい感じがするねっ」
ミ「神奈殿の振袖は桃色が中心で、女の子らしいでざいんになっていますね」
ロ「なんだか、紋付袴なんて緊張しちゃいますね」
キ「そうか? こんなのただ黒いだけだろう」
ロ「もう少し夢のあるコメントが欲しかったです……」
ミ「ロイ殿、現実というのは雪のように冷たいのです」
ロ「ソウデスネ、マッタク ソノトオリデ ゴザイマス……」
キ「まあ、ケツ掘られたり刺されたりロシアンルーレットさせられたり下僕扱いされられたりするよりかはマシだろう」
ロ「僕のところだけじゃなくて、他のところでも色々と大波乱があるんですね……。なぜだか安心」
神「まあ、そういうもんだよ。フィクションだしっ」
ロ「そ、その台詞はらめぇえええええええええええええええええええ!!!」
◆
キ「さて、正月らしい事でもするか」
ロ「やっぱり、餅つきとかですかね」
神「私、砂糖醤油で食べたいなぁ……。それかきなこもいいよね!」
ロ「餅は何でも合いますよね。ずんだ餅とか磯辺餅とかもなかなかです」
キ「雑煮派と汁粉派で意見がざっくりと別れるよな」
神「私は当然お汁粉派だけどねっ」
ロ「僕はどちらも好きですけどね。美味しいですから」
キ「俺は——って、どうしたんだミレイユ」
ミ「……えと、その」
神「どうしたの? 言ってごらんよ」
ロ「そうですよ。何かあったら僕たちに言ってくださいよ」
ミ「それでは……。
————あの、モチというのは、穀物、特に米に水分と熱を加えた後に、外力を加えて練り合わせ、成形した食品の一種の事でいいのですか?」
神&キ&ロ「「「…………へ?」」」
神「もしかして、お餅知らないの?」
ミ「知らない、という訳ではありませんが、書物で見た程度で……」
ロ「……そうか、ミレイユさんの世界は日本の文化があんまりはいってないのか……!!」
ミ「恥ずかしながら……」
キ「——んなら、皆で一緒に食えばいいだけだろ。な?」
ロ「流石男前、そして僕の出番が削られていく!」
神「それがいいよ! そうしようそうしよう♪」
ミ「皆さん……。有難う御座います。このご恩は一生忘れません」
キ「いや、そこまでしなくてもいいんだが……。まあいいか。よし、早速餅つきの準備でもするか」
神「おーっ!」ロ「やりましょう!」
ミ「わくわく」
- -Lv.2 新年「正月戦略、しましょうか 後編」 ( No.358 )
- 日時: 2012/01/01 19:21
- 名前: とろわ ◆DEbEYLffgo (ID: eZhua0R/)
- 参照: なんかもう色々すみません
キ「っつーか、俺やったことないんだが、餅つき」
ロ「僕もです。食べたことならありますけど」
神「私も無いよ?」
全「「「「…………」」」」
ロ「……どうします?」
神「じゃあ、私つきたいなあ!」
キ「俺は面倒だからパス」
ミ「…………」
ロ「はい、分かってましたとも。僕がこねますよ」
ミ「書物によりますと、こねというのはつきよりも重要なポジションだそうです」
ロ「成程。……って、どんな書物だよ?!」
ミ「古本屋で『餅つき大全』という書物を買っていた事をつい先ほど思い出しまして」
ロ「成程。……って、いつ取ってきたんだ?!」
ミ「つい先程」
ロ「そうか。じゃあ君に疾風のミレイユという二つ名を授けよう」
ミ「しっぷうのミレイユ……男らしい名前ですね」
神「おりょ、二人ともどうかした?」
ロ「いや、何でもないですよハハハ」
ミ「申し訳ございません。それでは準備にとりかかりましょう」
◆
ミ「——そういえば」
神「? どうかしたの?」
ミ「餅つきというのは、一日か二日ほど前から準備が必要と聞きましたが……」
キ「それなら安心しろ、準備ならしてある」
ロ「随分と親切仕様なんですね」
キ「そうじゃなきゃ番外編ここで終わるだろ」
ロ「まあその通りなんですけど」
ミ「なら、早速はじめましょうか」
神「さんせーい! 餅つきなんて初めてだからワクワク♪」
◆
神「準備はOK?」
ミ「大丈夫です」
キ「ああ、後はついたりこねたりすりゃいいだけだ」
ロ「はい(なんか悪寒が……)」
神「それじゃあいくよ! ロイくんよろしくね!」
ロ「は、はい」神「せぇえええええええええええええええい!!」
ドゴッッ
ロ「ちよっ、待っ!!」
神「まだまだぁー!」
ドゴッッ ゴガッッ
ロ「ちょっとストーップ!!」
神「えー、いいところだったのにー」
ロ「いや、このままだと臼と杵が逝きますから! もう少し威力を抑えて!」
神「はーい」
ドガガッッ バゴベッッ
ロ「なんだかどんどん酷くなってる気がするんですケド!」
神「これでも! 抑えてる! よ!」
ロ「いや、ちょ、ま、指、指がぁああああああああああああああああ!!」
キ「……俺がつく」
ミ「私がこねます」
ロ「是非、是非そうしてくだざ……ガクッ」
神「そうか。まだやってたかったけど、二人もやりたいだろうし交代だね。それに重量がヘビー級だから疲れちゃった」
ロ(よかった……。神様ありがと……、っていだだ指がッッ……)
◆
神「なんだか、あっという間に終わっちゃったね」
ロ「二人の抜群の安定感のお陰でしょうね」
キ「なかなか面白かったな。また会う機会があったらやろう」
ミ「そうですね。なんだか餅つきの才能に目覚めた気がします」
神「さてさて、食べよう! 硬くなる前に美味しいまま食べなきゃ勿体ないもん」
ロ「なんだか一杯用意されてますね」
キ「きなこやら醤油やら海苔やら……」
神「どれからにしようか迷っちゃうね」
キ「なら俺は……」
ミ「それは?」
キ「醤油につけた後、七味をかけて食べる。美味いぞ」
ミ「成程、そんな食べ方が……」
キ「後、雑煮とかもいいな。俺は煮干しとかをダシにして食うことが多い」
神「おいしそー!」
ロ「雑煮って地域で随分変わるらしいですよね」
神「うんうん。具を入れる地域もあれば、餅オンリーな地域もあるみたいだよ」
ミ「なんだか、一つのものなのに変わるだなんておもしろいですね」
神「そうだよねえ。……まあ、でもさ」
ミ&キ&ロ「「「?」」」
神「一つのキャラでも、他の人が書くことによって皆違う風に輝いて——なんだか、そういうのっていいよね」
キ「そうだな。……それに」
神&ミ&ロ「「「それに?」」」
キ「————それに、こういうのはそのキャラの新たな一面が分かるしな。作者でも気付かなかった魅力ってのが、他の人が引き出してくれる事もある」
ロ「そうですね。そうかもしれません」
ミ「なんだか、作者にしては珍しく綺麗に締りましたね」
ロ「うん、その一言のお陰で台無しになったNE」
神「ま、私たちらしくていいんじゃない?」
キ「んま、それもそうだな」
ミ「——それでは、そろそろ締めの一言でも言いましょうか」
キ「それもそうだな」
神「さんせー♪」
ロ「そろそろそうしましょうか」
ミ「————それでは」
全「「「「せーの!!」」」」
「「「ハッピーニューイヤー!!!」」」「汚物は消毒じゃぁあああああい!!!」
ロ「————って、今の台詞誰?!」
- Lv.19 従者「メイド少女with誘拐事件 中編」 ( No.362 )
- 日時: 2012/01/03 21:59
- 名前: とろわ ◆DEbEYLffgo (ID: eZhua0R/)
- 参照: 魔王「気付けば三本立てになってたねてへぺろ☆」
「ここ最近、このシアオンでは毎晩人々が誘拐されているのです。犯人の手掛かりは不思議なことに何もなく、攫われる人間も年齢や性別がバラバラなところから、動機も不明」
「それは嫌なパターンだな」
フォンシエがそう言うと、ミレイユはただこくりと頷いた。
「——その為に、私達メイドは主人が攫われないように見張っていたのですが……」
「んでも、結局攫われちまったと」
「はい……」
ギルベルトがそう的確な言葉をかけると、ミレイユは力なく返事をした。
「私の力が及ばなかったばかりに……」
ミレイユがそう言って項垂れると、フォンシエはそれを励ますようにぽんと肩を軽くたたいた。
「そんな風に自分を責めることはよくない。……それに、毎晩攫われるという事は、犯人は近くにいるかもしれない。くまなく捜索すれば見つかる可能性だってある」
そう言われた後に、ミレイユはしばらく考え込む。
すると、ある一つの出来事が脳内をよぎった。
「……もしかしたら、なのですが」
「ん?」「んだよ」
二人はミレイユの方を向くのと同時に、ミレイユは重い口を開いた。
「もしかしたら、『七大悪魔』が関わっているのかもしれません」
「……なんだか、誘拐事件や七大悪魔、そしてあのおっさんと、面倒くせぇなここ」
「まあまあ、そう言うなって。……って、ん? 七大悪魔だって?」
フォンシエはそう言うと、緊迫した表情でミレイユを見つめた。
「それって、確か————」
「はい。先日の『世界征服宣言』に書いてあったものです」
「ちょ、ちょっと待ちやがれ」
二人の会話に疑問を覚えたギルベルトは、半ば強引に割り込む。
「世界征服宣言、ってどういう事だよ!」
何も事情を知らないギルベルトは、脳内に?マークだらけであった。
「そういや、お前は何にも知らないのか」
「あたりめーだろ、昨日来たばっかりなんだから!!」
「……昨日?」
ミレイユがそう疑問を持つと、フォンシエはやれやれと頭を掻いた。
「……とりあえず、そのお屋敷についたらお互いの事について説明し合おう」
「それもそうですね」
「長話になりそうだからな」
それから、三人は早歩きへ屋敷へと向かっていった。
◆
「少し待っていてください」
ミレイユはそう言うと、屋敷の中へ駆けていった。
「——噂では聞いたことはあったが、まさかこんなに広大な屋敷だとは……」
、隅々まで屋敷の外観を観察しつつ、フォンシエは思わずそう呟いた。
————学校などのグラウンドが何個もありそうな敷地内に、フランスの宮殿のような屋敷。薔薇などの花々が色鮮やかに屋敷を演出し、幻想的な風景が広がっていて、そこだけが浮世離れしていた。
「まあ、俺様にはまだまだ足りないぐらいだが、それなりって感じだな」
捻くれた言い回しではあるが、珍しく褒めるギルベルト。
「相変わらず素直じゃねぇなあ」
フォンシエはそう言いながらも、口元はうっすらと緩んでいた。
————すると。
「お待たせしました。……二人とも、宿泊しても大丈夫だそうです」
「きたこれッッ!!」「本当か!」
二人は軽い足取りで、屋敷へと入っていったのであった。
◆
「あ゛ー、久々にマシなモン食ったぜ」
「すみませんね、俺の味は庶民の味でさ」
————あれ、こいつコーンスープ美味そうに食ってなかったっけか?
と、フォンシエは心の奥底で思いながら、二人は馬鹿みたいに長い廊下を歩いていた。
二人はやっとの思いで食事にありつけ、空腹に豪華なディナーが染みに染みた。
それだけでなく、やたらと豪華な大浴場に入って、疲れ切っていた脚を癒す事が出来たために二人は大満足だった。
……しかし、そんだけ広いとその分屋敷が魔宮じみていて、ひたすら廊下が長々しいのである。
「どへー、これじゃ湯冷めしちまうぜー」
「そうだな。……まあ、屋敷全体がちょうどいい温度だからまだいいけどな」
「そうじゃねえとここの屋敷の主人とっ捕まえてボコボコにするけどな」
「おいおい、今はここの主人様は不在だぞ」
「……ああ、そうか」
ギルベルトは声のトーンを落として、囁くように言った。
「この屋敷の主人は、七大なんとかに誘拐されちまったんだよな。……なんか可哀想っつか、哀れだよなあ。皆その主人っつーのを慕ってたみたいだしい」
「——そうだな」
————いや、七大なんたらって何だよ、七大なんたらって?!
フォンシエはそう衝動的にツッコみたくなったが、なんとか抑える事ができた。
「まあ、とりあえずはあいつの話を聞いてからだな。そうすりゃなんか案が浮かぶのかもしれねぇ」
「ま、まずはそうしないとだな。泊めてもらう訳だし」
————っぷぷぷ、お前にそんな善意があったのかよ、善意gうぇへひひひひひひひひ!!
フォンシエは死ぬほどそう言いたかったが、なんとか必死に耐える事に成功した。
「まあ、とりあえずは部屋目指してどんどん進もうじゃないか」
「そうだな下僕。よーしソリになれ!」
「なんでだよッッ!!!」
そうして、馬鹿二人はなるべく急いで部屋へと向かったのであった。
- Re: \マッソー!/ 勇者→魔王=\(^o^)/ \マッソー!/ ( No.363 )
- 日時: 2012/01/03 22:04
- 名前: 刹那レン (ID: ftamISp/)
善意gうぇへひひひひひひひひ!!
の部分でなんか爆笑したwww
フォンシエがんばって耐えてるね
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