コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

バカ執事!!
日時: 2011/11/27 16:29
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

はじめまして!!
麻優(まゆう)と申します。

これからがんばりますので応援よろしくお願いします!!

**目次**
プロローグ >>1

第一章「新入り」
#1 >>2
#2 >>7-9
#3 >>10
#4 >>11

第二章「病気」
#1 >>12
#2 >>13 >>16
#3 >>18-19
#4 >>20-21
#5 >>22
#6 >>23 >>28
#7 >>29

第三章「ライバル」
#1 >>30
#2 >>31
#3 >>32
#4 >>33
#5 >>34
#6 >>35-36
#7 >>37
#8 >>38
#9 >>39

第四章「ラブ?」
#1 >>40
#2 >>41
#3 >>44 >>46
#4 >>47

第五章「謎思い」
#1
******

では、どうぞ!!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



Re: バカ執事!! ( No.35 )
日時: 2011/11/20 19:44
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)
参照: 読む人はぁ、気を付けて!!

第三章「ライバル」#6 ☆智歳☆
つまらない。
あーーーーーー!!つまらないつまらないつまらない!!

もう、つまらない!!

風邪引くわ、桜が最近人連れてくるわ。

もー!!つまらない!!

あーぁ、おかげで二人きりになれないじゃないか。

って、俺何考えてんだ……。うわー、恥ずかし!
でも、つまらないのは本当だしなぁ〜。

「桜、ちょっといいか?」

そういって呼び出すと、ムスッとした顔をしてついてくる。

「あのさ、最近人連れ込みすぎ。面倒くさいじゃん」

うーん、これもウソじゃないけど……ちょい、違うよな。

「なによ、いいじゃん。私の勝手でしょ!」

確かにそうだけど……

「そうじゃなくて、」

うわぁ、顔だけで言ってること分かる。

「人がいたら、その……ふ、その……」

予想以上にテンパるな、これ。

「?? はっきり言いなさいよ」
「だから!二人で……——」
「みぃーつけた!もう、かいちょー!!全部食べちゃうよー」

……花野華ぁ!!あー、うわさには聞いていたが、ここまでウザイとは……。

*   *   *

夜。桜の部屋に入った。

「なぁ、桜。ちょっといいか?」
「プッ。昼と同じセリフ」

ムカッ。じゃ無くて。

「そうか?でさ、昼の続きだけど……——」

それまで笑顔だった桜。でも、この話に入ると眉間にしわを寄せた。

「だから、私の勝手じゃない」
「俺は!桜と二人きりでいたいんだよ!」

ウッ。言えたけど、きつかったか?

「なによ!それだけ?そんな理由で友達追い出さないでよ!」
「そんな理由とはなんだよ!大体、人の気持ちも考えろよな!!」

また、結局言い争いになる。
はぁ、だめだ。すれ違ってばっかり。

「ごめん。じゃあ——」

そういって、部屋から出ようとすると、

ギュッと、低いところからしがみつかれた。

「さ、桜?」
「いっつも、言いたいことだけ言って出て行くの?私の声、いつも掻き消して。私の意見も聞きなさいよ!バカ執事」

ば、か……執事。

そういえば、俺のことを始め、「バカ執事」って呼んでたっけ?
機嫌のいいときだけ……って、コイツ、機嫌いいの?

「あのね、そう思ってるの、アンタだけじゃないから。わ、私だって……二人でいたいよ……」

え……。

マジ!?現実??

「あぁ、もう!何なのよ!!はぁ、って!か、勘違いしないでよね!今日は!今日、たまたま思っただけなんだから!!」

ふっ……。

「そーかよ……」

俺は、気づかれないように、チュッとでこにキスをして部屋をでた。

「って、俺はなにしてんだよ……」

はぁ、無意識って怖い……——。

Re: バカ執事!! ( No.36 )
日時: 2011/11/20 20:11
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)
参照: 恋愛小説って、難しいですね。だれか!文才のうりょくをぉ!!

(6話の続きです)☆桜☆
アイツ〜わざとキスを!
こんのバカ執事がぁ!!

「……桜。ちょっと、付き合ってくれない?」

珍しく瞳がおびえた表情で私を呼び出した。

と、言うわけで屋上。

冷える屋上。あの厨房より寒い。

「……見ちゃったの」
「え?」

何言ってるんだろう?見たって、何を?

「ひと……」
「智歳さんを……男……だったんだ?」
「え……??」

瞳が、どうしてその事……。

「私、どうして智歳さんが休み時間になったら消えるか、気になったの」

それで、あとをつけたら旧館の男子トイレに入って行ったんだって……。

「あ、瞳……そのことは——」
「ナイスだわ!智歳くん!!」

……は?

「だって、お嬢様のために女子高にまで潜入するその勇気!素敵よ。ていうか、色々萌え要素が沢山!!」

はぁ……。

「なーんてね。ま、二人ともそれでいいならいいんじゃない?私はそれでいいけど」
「ひとみー!!」

親友最高!!

「あと、もう一つ気づいたんだ」
「ん?」
「やっぱ、教えない。自分で気づきたいでしょ?」

えー!最近瞳ってもったいぶるー。

「ふっ。ニブチンが。智歳くんも桜のこと好きだと思うけどなぁ……」

そういって、ポケットから瞳は紙切れをだした。
そこへ、桜は、

「なに?なんて?しかも、何それ?」

瞳は、「しーらない」そういって屋上を出て行った。

なによ……。

——ホントは、気づいてたのかもしれない。でも、真実を知るのが怖かった。だから……私は——

Re: バカ執事!! ( No.37 )
日時: 2011/11/21 20:05
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)

第三章「ライバル」#7 ☆瑠流☆
私は、ある事に気づいた。
桜さんは、智歳さんのことを好きだって事を。
もう一つ……

「ルル??先行くよー??」

華さんが話しかけてきた。

「あ、待ってくださーい!」

私は荷物を抱えると華さんを追いかける。

「遅いよー」
「ごめんなさい……」

そして、アレコレしゃべっていた。

*   *   *

「桜さん!少しいいですか?」
「え……。いいけど」

戸惑っている。だって、朝、桜さんの靴箱に『果たし状』を入れたから。

——桜さん、私は好きな人を勝ち取るためなら何でもして見せます。

「いいですか?桜さん、勝負の内容は百メートル走です」
「え?ひゃ、百メートル!?せめて、八十メートルにしない?」

……。予想外。まさか、長さを減らして勝負なんて……。
私は、桜さんが走れないのを知っている。

でも……なにが起こるかなんて知らなかった……。

八十メートルなら大丈夫なのかな?

「まぁ、八十メートルでいいですよ」
「ありがとう」

……。天使の微笑み……。

「それでは、行きますよ。よーい、スタート!」

思いっきり走り出した。
スタートダッシュはうまくいった、隣はいない……

え!?わ、私についてこれるの??

これまた、予想外。走ってなかったんじゃ……。

あ、しまった!

走るスピードを緩めてしまった……。

「やった……」
「桜さん!」

ゴールを走りきった途端にバタリと倒れてしまった。

「桜さん?桜さん!」

……どうしよう。

私、どうすれば……。

Re: バカ執事!! ( No.38 )
日時: 2011/11/21 20:26
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)
参照: 終わりませんから!!

第三章「ライバル」#8
……苦しいよ、しんどい。助けて……。
何度も、何度も意識を失いそうになる。でも、誰かが、誰かが絶対に助けてくれる……絶対!

「おい!桜!!」

ち……とせ?
どうして……ここへ??

「智夏さん?どうして……」
「あたしが連絡したんだ」

あぁ、華が……。

もう、ダメかも……。

「ち、なつ、華。瑠流さんを……攻めないで……」

はは、何で私、人の心配してるんだろ?

じゃ、少し眠ろう……。

Re: バカ執事!! ( No.39 )
日時: 2011/11/21 20:46
名前: 麻優 (ID: 3eop5mZb)
参照: 終わりませんから!!

第三章「ライバル」#9 ☆智歳☆
さっきから、不安そうにそわそわしている瑠流。
涙を流し続けている。

「……ただの酸欠ですよ。意識も戻りましたし。この後、すぐにお帰りになれます」

先生が出てきた。
ほっ……

でも、俺は瑠流を睨むと、

「オマエ……桜が死んでたら、どうするつもりだったんだよ?」
「ッ!……ご、ごめん……なさ、ぃ!でも、どうしてウソなんか……」

ウソ?何のことだよ?

「貴方が、桜さんのお兄さんだなんて……」

はぁ、バレテたか。
ま、当たり前だよな。

「え!?どういうこと?」
「……華さんは気づいてないんですね。智夏さんは、智歳さん。同じクラスの叶野智歳さん」

華は、首をかしげた。

そして、理解する。

「じゃ、じゃあ、あの智歳さんは……男!?」
「そう。でも……このことは口外しないでほしい」
「……別にいいよ!あたし、そういうの別に気にしないし。今まで害なかったんだったら、いいんじゃない?」

華が、面倒臭がりでよかった……。

「? どうしたの?」

病室から、桜が出てきた。

「桜!」
「ご、ごめんなさい!!」

瑠流が頭を下げる。

「え?いいよ!その勝負、受けたの私だし!気にしないで!」

笑顔で許す。

人良すぎ。

でも、それが桜のいいところだよな。

で、結局仲直り。

——でも、俺と桜の思いは一つにならないまま……。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



この掲示板は過去ログ化されています。